まぼろしの堂ヶ島温泉を探しにいきました
箱根17湯の温泉の入り比べ体験をしていますが、17湯を全征覇まで、あと2箇所となりました。
残すは、木賀温泉と堂ヶ島温泉です。
この2つとも、歴史が古く、最初の箱根7湯が見つかる頃からですから、鎌倉時代とも戦国時代とも言われています。
箱根の玄関であります、箱根湯本駅から35分で宮の下駅に到着します。
堂ヶ島温泉は、箱根登山電車の宮の下駅で下車します。
堂ヶ島温泉のゆかりの地は、宮の下の国道から、早川の河川の渓谷まで降りていき、今は閉館した「大和屋」の跡地ですから、それををみにいきながら、散策することにしました。
堂ヶ島温泉には、今は入浴できません。
なぜなら、2軒だけの旅館が営業していないからです。
堂ヶ島温泉は、宮の下温泉や底倉温泉と同じ地区にあって、ここからここまではこの温泉という線引きが難しいですが、いずれも歴史的に今まで延々と続いている温泉です。
堂ヶ島温泉の2軒のうちのもう1軒の旅館は、今再建中と言うことで、いつの日か、リニューアルオープンしたなら、やっと入ることができるわけです。
堂ヶ島温泉のこの2軒は、国道から渓谷に建つ建物までを、自社のケーブルカーとロープウェイで結んでいたのが有名で、互いに老舗の旅館だったのでいつも競い合っていました。
かつてはロープウェイが旅館の玄関までお客様を運んでいました。
この坂を降りていけば、閉館した旅館から堂ヶ島渓谷遊歩道に続いているので、歩いていきます。
坂道をダラダラ歩いていきますが、まだ人家もあるので明るいです。
人通りがないので、だんだん鬱蒼として、怖い感じです。
珍しい岩たばこが石垣の壁に伝うように咲いています。
以前旅館が立っていたところは、周囲が閉鎖されてみることもできませんでした。
渓谷の川の音だけが、すぐそこに流れているのがわかります。
堂ヶ島渓谷遊歩道を通って、宮城野方面に歩いて行くこともできるみたいですが、一人で歩いて行くのは、怖いのでまたいつかにします。
このマンホールからかすかに温泉の臭いがします、堂ヶ島温泉がこの下を流れているのでしょうか。
ここからUターンして、国道へ出ます
30分ほど歩いたので、カフェモトナミで休憩します。
あずきを使ったスウィーツや軽食のカフェで、宮の下小町というパフェを食べました。
くしにささっているのは、3色の白玉で、作りたてなのか冷たいアイスの中で、ほんのり温かくて、あんこも甘さ控えめで美味しかったです。
カフェや食堂など、宮の下には1時間ぐらいで散策ができますので、お店紹介のこのような地図やパンフレットを参考にして、歩き回るのも楽しいと思います。
そして、いつの日か。堂ヶ島温泉に入浴する私の夢も叶えたいと思いました。