五月晴れのさわやかな日に母が旅立ちました

5月中旬のさわやかな晴れの日、97歳という長寿を全うして天国へと母が旅立ちました。

ろうそくの火がすーっと消えるように静かに逝きました。

長きにわたり、京成電鉄箱根保養所の「箱根のおばさん」と皆様から親しまれ、お言葉をかけて頂きました。

久しぶりにご来館の古くからのお客様には、毎度「おばさん元気ですか」とご心配いただいてありがとうございました。

今年の年頭ぐらいから、大好きな庭掃き仕事や食器片付け仕事よりも自室で寛ぐ方が楽になってきて、いよいよ97歳を実感するようになってきました。

私の予想では、今年末ぐらいはまだまだ一緒にいてくれるものと思っていましたが、予想より早い旅立ちでした。

ここに皆様からの生前のご厚意に深く感謝申し上げます。

97歳という長生きができたのも、23歳で箱根の山に嫁ぎ、硫黄温泉に60年以上入っていたのですから、1ヶ月前まで入浴できて、ずっと温泉で体を拭いてあげていたので、肌はしっとり綺麗なままでした。

温泉の効能により長生きの人生だったと思います。

これから梅雨の季節になり、肌寒かったり蒸し暑かったり体調を崩す季節ですので、皆様お気をつけてお過ごしください。

庭のオダマキ
満開の大手毬

母が好きだった庭の花たちも今年の役目を終えて来年また花開いてくれることでしょう。