2024年のご挨拶申し上げます
2024年は波乱の幕開けとなり、能登半島地震の被災地の皆様にはなんと申し上げて良いかわかりません。
このページを読んでくださる皆様に元気に新年のお喜びを分かち合うご挨拶も心が沈んで、できずにおります。
能登地方といえば、日本を代表する大きな旅館、ホテルが立ち並ぶ和倉温泉があり、1月1日の午後4時過ぎといえば、エントランスは、チェックインのお客様をお部屋へそれぞれご案内の時間でしょう。
厨房では、料理長をはじめスタッフが走り回って準備をしていたところでしょう。
その修羅場を想像するだけで、なんとも居た堪れない気持ちです。
まずお客様の安全な避難の先導とか、我が身に置き換えたら、果たしてできたのかと、私どもは小さな温泉民宿ですが、お客様の大切な命に関わる問題ですから、本当に能登の旅館、ホテル関係者の皆さんのどうしたら良いだろうとの気持ちを思うだけしかできません。
少しでも早くライフラインの復旧がなされますように祈るばかりです。
そんな辛いニュースを聞いていても、日々は流れて、七草がゆも無事に過ぎました。
7日朝のお粥は、今年は七草が揃わずに、スーパーでは七草粥セットを購入できますが、冷蔵庫には大根の葉と蕪の葉とせりなどがありましたが、その他4種は、三つ葉や水菜、ほうれん草、白菜をトントン細かく刻んで、一度アク抜きしてから炊きました。
お正月はお雑煮です。
お雑煮に欠かせない「はば海苔」をしっていますか。
箱根でもあまりポピュラーではありませんが、湘南地方や伊豆方面などでは、お雑煮にぱらりとかけて食べるはば海苔が欠かせ無いというコアなファンがいるのです。
普通の海苔よりも硬くて、磯の香りが強く、ストーブの上でカリッと炙って、モミモミ細かくしてお雑煮にかけて、その香りと食感を楽しむ物です。
好みはそれぞれですが、はば海苔が無いお雑煮は何か物足りないように感じます。
元日朝のお雑煮には間に合わず、新年明けてから手に入ったので、今日のお雑煮に入れて食べました。
モミモミしたはば海苔を熱々の白ごはんにぱらりとかけて、お醤油をかけたはば海苔ご飯の方がもっと好きという人が多いです。
今回は1枚1800円ぐらいで購入できました。
このお雑煮をたべることが出来たので、お正月をやっと迎えた気がします。
お住まいの地域で多種多様なお雑煮があると思います、餡の入った丸餅とか、味噌仕立てなど噂に聞くお雑煮を食べて見たい物です。
このお仕事をしていますと、お正月にお雑煮の旅に出ることは無理なので、全国お雑煮大会のようなイベントで体験するしか無いでしょう。
そんなことはどうでも良いことです。
今は被災地の皆様が早く暖かくなりますように願うばかりです。