湘南の真っ青な海を見ながら稲村ヶ崎温泉の黄金色の湯につかる

9月も終わりの晴天の日、湘南の海を見に行きました。

富士山頂上は初冠雪というニュースを聞きながら、小田原の海は真っ青に太陽にキラキラ照らされています。

海 小田原 西湘バイパス

箱根から湘南方面へは、車で1時間ぐらいで到着します。

箱根金時荘のある強羅から、国道1号線で山を降りて行き、西湘バイパスに乗って真っ直ぐに走っていけば迷うことなく平塚、茅ヶ崎を過ぎて江ノ島がある湘南ビーチに一直線です。

本当に行き方も簡単で迷うことがありません。

夏休みや土曜日曜なら、人出が多く渋滞必至なのですが、平日の午後はスイスイ道も空いていました。

もうすぐ江ノ島が見えるところで新江ノ島水族館には多くの人が出入りしているので、帰りに寄って見るのもいいなと思いながら走りすぎました。

流石に湘南海岸のメインストリートですから、平日でも観光客が多く、見るからに若者ではないが日焼けした上半身裸の短パン姿の男性に何人も目が入ってしまいます。

裸で歩いても真っ黒で颯爽と歩いていれば、サーファーなんだとここ湘南では違和感がありません。

江ノ島を過ぎて、江ノ電の線路沿いをまっすぐに走れば、左手に稲村ヶ崎温泉が見えてきました。

駐車場は15台くらい駐められるスペースがありました。

稲村ヶ崎温泉 鎌倉
稲村ヶ崎温泉 鎌倉

入り口を入って、券売機で入館料1500円の切符を購入し、靴をロッカーに入れて鍵をフロントに渡してリストバンドをもらいます。

靴ロッカーのキーは木材で、手作り風で温もりを感じます、すぐ前に材木座海岸という名称からのなのでしょうか、木がふんだんに使われています。

券売機には、牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳もあり、湯上がりに何を飲むかここで迷わせています。

展望風呂と題しているので、2階が浴室です。

稲村ヶ崎 鎌倉 温泉

暖簾の先の更衣室に入ると、ロッカーの数も多く時間的に同様に年齢の高い人が多く見られました。

鎌倉観光のついでに、温泉に入ろうと思ったのでしょう。

浴室に入ると、洗い場が8個くらいあり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが設置してありました。

大きな内湯に入ると、泡立つジャグジーはなく、表面が黒くみえ、手を入れると金茶色のお湯でした。

黄金色の湯のネーミングにはふむふむと頷けます。

温度計は40℃ですが、もっとぬるいように感じました。

掲示の読み物によれば、泉質はナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉と放棄されています。

稲村ヶ崎海岸の砂には砂金が混じることもあり、砂金と共に湧出される温泉で、地熱により海藻などが発酵して溶け出した温泉成分をモール泉と言われているそうな。

しかしながら、稲村ヶ崎温泉は、かつて松林であったことから、塩分を含まない松由来の殺菌作用の強い珍しい温泉なのだそうです。

嬉野温泉や十勝温泉など、美肌の湯として有名な温泉と同様の成分を含有しているので、サラッとした美肌の湯なのです。

弱アルカリ性のpHが8.7ですが、いわゆるぬるぬる感は無く湯上がり感はサラリとしています。

海風でザラザラしたり、髪がぬめる時にさらっと入れるのは、この地に大変向いている温泉なのだと思いました。

周りは囲まれていますが、屋根がない露天風呂もあり、海からのミネラル成分や塩による保湿効果、雄大な海からの精神と身体へのリラックス効果など良いことだらけの温泉だそうです。

サウナも設置してあり、いつもの5分サウナと決めているので、汗がじんわりとても気持ちよかったです。

更衣室には、洗面台が3台と、ドライヤーは向かい合わせに3個ずつ合計6個あるのですが、ドライヤー台とでもいうのか、鏡の下に引っ掛けてあるだけなので、鏡をを隔てて3人ずつ向かい合って髪を乾かすという初めて見た光景でした。

館内の内装は、気を遣っていて、浴室からの眺めも目隠しが斜めに隙間を作っているので、全面オーシャンビューではないですが、前の道路や海岸の人たちから丸見えになってしまいますから、仕方ないです。

館内に置いてある読み物によれば、入浴方法として、

1、入浴前後に必ず飲水すること

2、心臓から遠いところからかけ湯し、少しづつ時間をかけて入り、39℃では10分くらい、42℃なら6〜7分、その後サウナへ

3、初めての人は、2〜3回繰り返しお風呂からでましょう。

4、お風呂から出たらシャワーは絶対に使わない。

5、かけ湯用のお湯で体を流したら、肌に残ったお湯をコットンでパッティングするように叩き込むこと。

以上のことが推奨されています。

私はどこの温泉に入っても、絶対シャワーで最後は洗い流してきてしまいます。

もったいないことをしていたのだなあと反省いたしました。

お風呂の後は水分補給しないといけませんから、券売機でコーヒー牛乳の券を買い、エントランスには畳の休憩するスペースもベンチの椅子もありますから、ゆっくり休めます。

温泉 稲村ヶ崎 コーヒー牛乳

入浴後は、路線バスを利用したり、江ノ電の駅まで歩いたりと、年配のご夫婦や、グループなどは車は使わないようで、ロビーで牛乳を飲んで帰宅する人が多いみたいです。

海に西陽がさす頃になってきたので、江ノ島を散策して帰ることにしましょう。

江ノ島

江ノ島に入ってきたら、駐車場は沢山あり、1時間400円でお土産を買ったり、ソフトクリームを食べたりするには十分です。

江島神社の参道のたこせんべいはとても有名で、プレス機でうすーく押し潰した四角いせんべいです。

お店の前で熱々をパリパリと食べる人が大勢で、出来上がりにプレスする時間がかかるので、この店は行列します。

美味しかったです。

江ノ島をぐるぐる歩いて散策するのには、1時間では足りないようです。

次回にフラワーガーデンなど見て回ることにして、江ノ島は猫が沢山寝ていたり、歩いていたりしているので、わたし的には猫が苦手ですが、猫好きにはどこを歩いていても会えます。

ずっと湘南の温泉に訪れたいと念願していて、今回やっと実現しました。

黄金色のサラッとした美肌の湯に潮風をまといながら入浴できたのは、とても良い体験でした。

ここから箱根は車で1時間、白い濁り湯温泉のはしご温泉はいかがですか。

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