金時荘の温泉で黒たまご 出来るかな

箱根の名物といえば大涌谷の黒たまご、1個食べたら7年長生き、と人気があります。

大涌谷の温泉噴出で作っている黒たまご。私の運営する箱根金時荘も大涌谷の掛け流し温泉のお風呂ですから、共通するものがあります。

大涌谷での黒たまごについての説明は。

大涌谷 黒たまご
大涌谷
大涌谷
大涌谷 箱根

これで真っ黒いゆで卵の出来上がりだそうです。

そこで自己流黒たまご作りに挑戦です。

我が家の温泉枡に卵を入れて作ってみます。

濁り湯 温泉
温泉 濁り湯

桝の温泉の温度は56℃でしたので、とりあえず15分で1個を取り出して割ってみたら、全然トロッともしていません。

温泉玉子 濁り湯

一部にトロッと感ができたけれどまだまだです。

温泉玉子 

気持ち温泉玉子になりつつある途中をみることができますが、まだまだ足りません。

ゆで玉子の作り方のレシピは多種多様で、私が毎日作るのは、沸騰した鍋に冷蔵庫から出した玉子を入れて10分茹でる作り方で、固ゆで玉子が出来上がります。

温泉玉子は、お鍋の湯を70℃に維持した中に卵を入れて、13分でその後冷水に浸した後、割るととろりとした温泉玉子が出来上がります。

温泉桝の温度が56℃では、やはり温度が足りないので温泉玉子すらできないのでした。

では、温泉を鍋に入れて沸騰させて錆びた釘も入れて、温泉の温度を高めたらどうでしょうか。

錆びた釘
温泉玉子

白い濁り湯温泉を鍋に入れても、当日の温泉があまり濁りが薄くて透明に見えますが、臭いはしっかり硫黄泉の臭いがします。

茹でること10分で、いつもの固ゆで玉子になると思い火を止めて、冷水に浸します。

ゆで玉子
硫黄泉でゆでた玉子
ゆで玉子 
温泉
左側硫黄泉で茹でたもの右側は普通のゆで玉子

違いが出ました、温泉を鍋に入れてゆでた玉子は、黒い点々やひび割れに黒い筋ができました。

割って食べたら、硫黄臭を感じます。

錆びた釘を入れたわけは、私が子供の頃、大涌谷で黒たまごを作っていた人が、話していたようなことを思い出して入れてみました。

きっと鉄の粉とかもっと強力な何かを入れたら化学反応で黒くなるのかもしれません。

結果、金時荘の温泉枡での黒たまご作りは失敗に終わりましたが、温泉を利用した調理方法としては、新たな発見をしたので、結果オーライではないかと思います。

温泉を使った調理法としては、別府温泉のプリンや野菜蒸しとか、野沢温泉の温泉釜でのおやきや野菜や玉子を蒸しているのを見ましたが、箱根の温泉でも、私が知らないだけで、何かやってるかもしれません。

自家源泉なら、色々出来るのでしょうね。

温泉を調べて、新たな広がりを感じる実験でした。