<箱根金時荘> 男湯掃除は磨いてこすって一苦労です
毎日雨で、しかも強い雨降りで、外に出て庭掃除も出来ずにいるときは、浴室の掃除をします。
毎日、温泉を抜いて新しい温泉を溜める作業はしますが、お客様の予約のない日は、ついつい磨きものを、省略してしまいがちですが、省きすぎるとツケが回って、錆がひどくなるので、結局毎日磨くことになります。
これはお風呂掃除に必要な用具です。
カビクリアはキツイ洗剤なので、放水洗浄を念入りにしないといけません。
温泉を抜くと、浴槽の底に湯の花が残り、それを綺麗に洗い流してブラシでタイルを擦ります。
浴槽の栓は、エンビのパイプを温泉の溜めたい長さでカットした物で、良い点は、ふちの高さより3センチほど低めなのであふれて温泉を無駄にしないことです。
悪い点は、しっかり栓をしないと、隙間から漏れ出ることや、ぐらぐらしてさわって抜けることです。
青いマットのようなふろの蓋をして、温泉が冷めるのを防ぎます。
冬場に活躍しますが、温泉の出量が少なめな時は、夏場でもよく蓋をしますが、利用時間内は、片付けておきます。
大涌谷の掛け流しの白い濁り湯温泉は、泉質が酸性、カルシウム、硫酸塩、塩化物泉ですから、蛇口が錆びてしまい、上の写真のようにすぐにまっちゃいろになってしまいます。
毎日、クレンザーで、緑のこのタワシが1番よく落ちるのですが、銀の塗装をいつの間にか削り取っているだけかも知れません。
錆びない蛇口があれば良いのですが。
このようにして、お風呂の掃除を終わらせます。
男風呂、女風呂とも、今年の春にタイル張り替えを終えたのですが、浴槽内のタイルの色により、温泉を引き立たせる効果があることを、数々の日帰り温泉入浴により勉強しました。
透明温泉は、色の好みもありますが、伊豆石のエメラルドグリーンがとても映えるように思います。
白い濁り湯温泉は、白い筋が目立たないようにオフホワイトのタイルに張り替えたら、温泉の濁りが綺麗に見えます。
どうですか、温泉に入りたくなりませんか、白い濁り湯を作り出す湯の花は、日によって、季節によって、多くなったりドロドロしたり、少なくなって、濁らなかったり、表現を変えます。
それが温泉の面白くて生きているみたいに感じるところです。
自宅で白い濁り湯温泉の気分を味わいたくなったら、こんな湯の花がお土産でありますから、ぜひお試しください。
この湯の花を、ストッキングに入れて、お風呂のお湯の中でもみ出すように混ぜるのが、ポイントです。
なぜなら、お風呂のお湯に振りかけたら、そのまま流れていってしまうからです。
市販のバスクリンのように混ぜて溶けないのが、湯の花なのです。
硫黄臭くて、温泉みたいだけど、やっぱり本物には叶わないので、ぜひ箱根金時荘の白い濁り湯温泉に入りに来てください。