雨の日、晴れの日を楽しくする物とはなんでしょう
箱根に1日で7月降雨量の1.5倍の雨が降り、道路の通行止めなど、お発ちになるお客さまにご迷惑をおかけして、7月の始まりから困難が押し寄せたという感じです。
雨は、普通の梅雨のようにしとしと降っていて欲しいです。
もう20年も前に購入した、てりふり人形があります。
雨の日には、男人形が前に出て、晴れの日は、女の人形が前に出る置物です。
この写真を写したのは、大雨の前日なので、男の人形が斜め前です。
晴雨計(てりふり)人形と言います。外国人向けには、Wether Doll となっています。
小田原で生産されている郷土玩具で、藁葺屋根の家に男女の旅人人形が組み合わさった、東海道中を旅してるような物産品です。
主に、箱根のお土産屋さんで売られています。
雨なら、男人形が前に出る、晴れなら、女人形が前に出る。
お部屋の空気の乾湿がわかる置物です。
一日中大雨の日は、このようになりました。
男人形が横向きになるほど、中央に出てきました。
そのしくみは、空気中の湿度の状態で動くというだけですから、湿度を感知する糸や木材を使って組み立てられているのか、不思議です。
触ってみたら、男人形が前に出ると、ぎゅっと固く締まる感じで、女人形が前に出ると、緩む感じがします。
雨で湿度が高いとしまって、乾燥すると緩むのかなあ、ということがわかりました。
てりふり人形は、案外小さなサイズですのに、20年くらい前に1800円くらいだったと思います。
現在では、値上がりして倍近い値段になっているみたいです。
晴れの日、雨の日を楽しくする、郷土玩具の紹介をしました。