<箱根金時荘>の朝食でお出しする梅干し作りの経過報告

毎日雨が続き、傘が手放せない今日この頃です。

雨に似合う花は、紫陽花です。

箱根登山電車の沿線には、沢山のあじさいが植えられていて、あじさい電車と呼ばれています。

昼は、明るい日の光のあじさいを眺め、夜は、6箇所のライトアップポイントで、鮮やかに浮かび上がるあじさいは幻想的で、雨に濡れたあじさいもくすみがとれてスッキリした美しさです。

登山電車 あじさい

登山電車の沿線のあじさいは、箱根湯本駅では6月の中旬頃が見頃でも、終着駅の強羅まで、標高差があるので、見頃がずれて最後は7月中旬まで綺麗にみることができます。

箱根湯本駅から強羅までは、40分の電車旅です。

ちなみに私の運営します温泉民宿の箱根金時荘の庭のあじさいはまだまだつぼみで色も薄いです。

強羅から乗り換えるケーブルカーの沿線のあじさいも7月初旬から下旬まで見頃が続くので、夏休みに入る頃まで満開のあじさいに間に合うかも知れません。

さて、箱根金時荘の朝食にお出しする梅干しを作るために、1週間前に塩漬けした梅は、どうなっているでしょうか。

重しをおいた樽を開けてみると、梅酢が上がって来ました。

梅干し 民宿

まだ1週間ですから、このぐらいの上がり具合でしょうか。

今年の塩の量は1200グラムだったので、12%の塩でつけていますが、減塩を考えて、去年は10%で漬けたら、見事うまくできませんでした。

一昨年の梅干しは12%で漬けたので、塩分は多いですが、うまくできました。

梅干し 温泉
梅干し 民宿

なんとも昔懐かしいかめでしょう。

一昨年の梅干しもだんだん半分に近づいてきました。

梅干し 箱根

色や艶がよくできていると思いますが、塩っぱい昔ながらの梅干しで、蜂蜜に漬けたり、減塩でも無いので、おにぎりの中に入れる昔ながらの梅干しの味です。

おぼえ書きを開いてみると、先代の頃から、30キロの梅を、15%くらいの塩加減で漬けていましたが、10年くらい前から13%に減塩して作るようになりました。

その間、猛暑でも、雨の多い夏でも、冷夏でも、多少の不出来はあれども、去年のような不作はありませんでした。

少し熟し過ぎの梅だったかなと思いましたが、どうしてうまくできなかったかはわかりません。

今年は、10キロで、数量も少ないので、しっかり面倒みて失敗のないようにしたいと思います。

土用干しの日まで、まずはカビに気をつけなければなりません。

箱根金時荘の美味しい梅干しの完成まで、まだまだ作業は続きます。