箱根芦ノ湖に海賊船と真っ白い富士山が美しい

11月も終わりの週になります。

紅葉のピークが過ぎた箱根ですが、お天気が良くて太陽が暖かい日は、多くの観光客の皆様が箱根へ観光にお見えになります。

箱根の玄関の箱根湯本駅周辺は、箱根にお付きの皆様や、箱根の観光を終えてお帰りの皆様で、いつも混み合っております。

朝、お天気が良いとまだ観光客の皆様で混み合わないうちに、芦ノ湖方面まで車で走ってみます。

箱根金時荘のある早雲山から、まだ道も空いてスイスイ走って気持ちよく、芦ノ湖まで20分位で到着します。

芦ノ湖 海賊船

芦ノ湖の箱根町港に停泊している海賊船です。

箱根を周遊するとき、箱根ロープウェイで空から散策するととても綺麗なのですが、箱根ロープウェイの始発駅の早雲山は、私供の温泉民宿箱根金時荘の最寄りえきです。

箱根ロープウェイの終点が桃源台駅です。

左はロワイヤル号とクイーン芦ノ湖

桃源台から箱根町港、元箱根港を30分ほどで結ぶのが海賊船です。

空の青と湖の青に映える赤や金が豪華で夢があって森のお姫様に扮して乗り込みたい気分です。

船内には、特別船室がありまして、優雅な混雑を避けた快適空間で、豪華な船室になっていて、特別船室専用のデッキの利用ができて、運賃に600円の追加料金がかかります。

サンセットクルーズなんてロマンチックな限定クルージングも開催していて、土曜日だけの限定ですが、夕日の綺麗な晴れの日でないともったいないですね。

ワンドリンク付きで大人2,700円だそうですが、残念なことに11月26日までで終了とあります。

また、来春にその機会を待ちましょう。

箱根町港と元箱根港は小田急系の海賊船が停泊する港です。

それとは別に芦ノ湖遊覧船という大正9年に設立された会社の遊覧船もあります。海賊船ののようなアミューズメント性はありませんし、白い普通の遊覧船ですが、箱根関所跡港や元箱根港、箱根園港、湖尻港と4つの港を結んでいます。

芦ノ湖には、2つの会社の観光船が各港を行き来しているのです。

電車やバスも2つの会社のフリーパスのような周遊券をご利用になるのでしたら、乗り間違いの無いようにご注意ください。

芦ノ湖に先に双胴船を導入した伊豆箱根鉄道の芦ノ湖遊覧船が優位に立っていましたが、1950年に設立された箱根観光船の社長がアメリカのディズニーランドを視察してアイデアを得てフランスのセントフィリップス号をモデルとしたパイオニア号を就航させたのです。

箱根観光船は今は、小田急電鉄の子会社と成り、海賊船は小田急系となりました。

海賊船は、その後は次々とビクトリア号、ヴァーサ号、ロワイヤル号、クイーン芦ノ湖などが就航したのです。

そうそう、そんな名前の海賊船が昔ありました、と歴史を紐解いて懐かしい限りです。

芦ノ湖遊覧船の元箱根港と湖尻港は、やはり古くからの港ですから、歴史を感じる古い建物です。

2つの会社が運営する遊覧船のそれぞれの利便性を知って、芦ノ湖の風を感じながら、周遊をより楽しくするためにご活用ください。

元箱根港の前には、成川美術館が建っています、日本画の素晴らしさを広めるための美術館です。

平山郁夫など、常設展示や企画展示などで、その時期に見られる絵画を鑑賞できるのが嬉しいです。

芦ノ湖と富士山と箱根神社の赤い鳥居がみえる展望室からの眺めは、まさに箱根を切り取った一服の絵のようでした。

道路をまたぐ大鳥居のすぐ下に成川美術館はあります。

元箱根は、スピチュアルなスポットの箱根神社があることを忘れてはいけません。

まだ早い時間ですから、駐車場もすきすきで巫女さんたちがお守り授与所の整えの真っ最中で、この階段をずーっと登れば、本殿がありますが、足腰痛ですので、ここから神様に二礼二拝して失礼いたします。

まだ朝も早いので湖に立つ鳥居で映え写真を撮る人の列も少ないです。

土曜日、日曜日の箱根の観光は、やっぱり空いている朝が一番です。

特に青空に太陽が輝いたら、ゆっくり出かけるなんてできませんよね。

皆様も早起きは三文の徳ですから(例がとても古いですが)早めのスタートで綺麗な箱根のスポットで映え写真を撮ってください。

今年の11月は例年よりも気温が高く、暖かかったので、観光客の皆様も外出しやすかったのではないでしょうか。

ですがこれから12月、寒くて嫌な季節の始まりです。

例年1回は、12月中に雪になることがあるので、車で箱根にお出かけの方は、雪に対応した装備でいらしてください。

車だけでなく、大涌谷から芦ノ湖まで自然探勝歩道などハイキングコースもたくさんありますから、自分の足で歩いて回る箱根の旅もおすすめです。

歩き回ってつかれたら、大涌谷のかけ流し白い濁り湯温泉に入って、筋肉痛を和らげてください。