強羅温泉のクリスマスツリーはポインセチア

いよいよ今年も残すところあと10日です。

ここまでくると日にちが足りないと焦っても仕方ないですから、出来ることを一つ一つ、忘れないように必ずメモすることが大切だと思います。

29日から1月3日までは、年末年始期間のため満室御礼でございます。

白い濁り湯温泉をお楽しみにご来館の皆様には、浴室が多少の混み合いになる時間帯があるかもしれませんが、ご理解とご協力を賜りたく存じます。

私たちもより一層、準備して対応に備える所存ですので、よろしくお願いいたします。

さて、もうすぐクリスマスです。

去年は、星の王子さまミュージアムのキラキラライトアップをご紹介いたしました。

今年は「強羅公園」の園内に、ポインセチアのクリスマスツリーがあるということで、どんなツリーなのか見に行きました。

箱根登山電車の強羅駅から、坂道を上って歩くこと7分ほどで、強羅公園の入り口に到着します。

入園料を支払って、園内に入ると歩道の端を飾る葉牡丹が整然と植えられて気持ち良いくらいで、歩くのが楽しくなります。

順路の矢印に案内されながら、歩を進めます。

温室の植物園は、昔からここにありました。

ブーゲンビリアも大きく育って、見上げるようです。

いよいよイベント館では、ポインセチアのツリーがありました。

ポインセチアは赤だけでなく、ピンクや白があるのです。

ポインセチアの植木鉢が多数置かれて、赤の会場です。

映えポイントで写真撮影ができるようなベンチが置かれて、とても綺麗な撮影ポイントです。

イベント館はガラス張りの温室ですから、明るくて暖かくて、ゆっくり座ってずっと休憩タイムをとっていたい気になります。

順路に沿って歩けば、公園中央の噴水にたどり着きます。

大文字山をバックに、青空に向かって水飛沫が飛び跳ねます。

晴天のため風は冷たくて寒いですが、この綺麗な景色は寒さを忘れさせます。

強羅公園は大正3年に、強羅に別荘を持つ上流階級を対象とする庭園として開園し、当時はフランス式庭園と和風庭園という広大な公園でしたが、和風庭園は、現在の箱根美術館内の庭園となっているとのことです。

四季折々の花や樹木が集められているので、桜の季節も紅葉の季節も、バラ園もあります。

お茶を点てて和菓子と共にいただける、茶苑もあれば、カフェやサンドウィッチハウスもありますから、お腹が空いても大丈夫です。

確か、私が小さい頃に訪れて時は、小動物園があり、猿がキャッキャと檻の中で走り回っていたような記憶があります。

それらは今は無くなって、クラフトハウスという、手作りや体験教室的な、ここにきた記念の品を作れる、または、プレゼント品を作るお教室ができていました。

若い男女や家族連れの姿が目立ちました。

かつての公園で花や景色を楽しむだけではなくて、体験型の公園に変化していました。

クラフトハウスの入り口、ガラスを吹いて小さなグラスを作ったり、ロクロを回して陶器を作ったり、とんぼ玉でアクセサリーを作ったりするのを教えてくれます。

それぞれの体験希望を書いて申し込みをして、講師の先生がマンツーマン的に教えてくれます。

自分で作らなくても、商品が豊富に飾ってありますから、お気に入りを購入することができます。

私は、陶器が好きなので購入したのは、カーヒーカップです。

おしゃれな紙バッグに入れてくれて大変満足です。

早速コーヒーを入れてみました。

コーヒーが美味しそうに見えるカップですし、とても持ちやすい作りです。

公園内には、コインロッカーも設置してありますから、宿泊先から帰宅途中のお荷物も、中に預けて、身軽になって体験作業ができます。

体験をしないならば、公園内は歩いてぐるりと30分もあれば見て回れるのですが、お茶をしたり、アクセサリーを作ったりしたら、2〜3時間は時間がかかるでしょう。

時代の流れのなかで、旅人の公園での過ごし方の提案として、体験しながら思い出の品を、自分だけの特別な品を作ることの特異性が、皆に支持されて若い層の来園を増やしているのだと思いました。

できたものをSNSで発信することが、一番の目的なのだと思います。

大正3年に開演したという歴史のある強羅公園は、ちっとも古くない、時代に取り残されないように、お客様をうまくリードしている公園なのでした。

箱根金時荘からは、最寄えきの早雲山からケーブルカーで8分のところにあります。