江戸の昔を感じながら甘酒はいかがですか
12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日です。
今日の箱根は朝から風が強くて、お日様は顔を出して明るい日なのに、寒いです。
討ち入りの日を記念しておまつりをやっているお店がありました。
江戸時代からそこにある、箱根の旧街道にある甘酒茶屋です。
東海道を行き来する旅人が、箱根の関所を目掛けて坂道をずんずん歩いて疲れた足を癒すためのお休み処として、無くてはならない茶店です。
赤穂浪士が討ち入りを遂げた、12月14日にかつて甘酒茶屋に立ち寄り、馬子と言い争いになった四十七士の一人、神崎与五郎は、討ち入りという大命題の前に事を荒立てずに詫び状を馬子に書いて収拾したのです。
討ち入り後に、甘酒茶屋での詫び状の主が、神崎与五郎と知った馬子は深く後悔して、出家し与五郎の霊を全国行脚して弔ったとの話です。
朝7時のオープンから10時までは、甘酒が無料ということで、甘酒を飲みに行ってきました。
熱々の甘酒はノンアルコールで、奥の囲炉裏では薪がパキパキと音を立てて、煙と共に燃えています。
ストーブが1台置いてあるだけで、仄暗い店内は入り口を締切、江戸の当時を連想させるはだ寒さを感じます。
無料の甘酒なのに、ちゃんと湯呑みに満々で、小さな小皿にほんのちょこんと漬物も付いていたのに、写真も撮らずについつい飲んでしまいました。
テイクアウトの磯部もちとうぐいすもちを持ち帰りました。
体は甘酒の甘さでぽわんと温まったけれど、扉を開けて外へ出たら、強い風が頬に本当に寒かったです。
あさイチで元箱根まで来たのですから、箱根神社に行かない手はありません。
箱根神社の駐車場は、大風の影響で杉の枯れ枝が、駐車場中に散らばって、お掃除の人たちが、ブロアーを使って、掃除をしていました。
まだ箱根神社は支度中ですから、礼拝者も少なく映えスポットとしていつも長蛇の列である、「平和の鳥居」へ行ってみました。
この鳥居は1952年に上皇様の立太子礼と日本の独立の講和条約締結記念として建てられ、湖に向けて掲げられた額には、平和の文字がありますが、1964年の東京オリンピックの開催と箱根大神御鎮座1200年の奉祝記念のために掲げられました。
その文字は、講和条約の全権大使であった吉田茂の筆によるもので、それ以来平和の鳥居として、映えスポットになりました。
湖側から見てみたいものですが、遊覧船や観光船に乗船すると見ることができるそうです。
予想どうり鳥居には誰もいません。
芦ノ湖の中に立つ鳥居です。
湖の白波が風の強さを物語っています。
朝日を浴びて、朝の爽やかさが伝わりますね。
このように朝からの行動で、観光客にほとんど会わずに、映えスポットでも撮影できますから、早起きは本当に徳だなと感じます。
さて月日が経つのは早いもので12月も半ばになってしまいました。
最近では、障子の張り替えを年末にはやらずに、年度末か4月の閑な時期にしていますが、やはりお正月を前に、全室調べてみたら、小さな穴が空いた障子が4枚ほどありました。
休館日を利用して、障子を張り替えをやります。
12月は1日1日、計画的に過ごさないとどんどん過ぎてしまい、日にちが足りなくなります。
老化現象で忘れっぽくなって、間違いや失敗の無い様に常にメモ書きして、確認しながら仕事に励みましょう。
頭の疲れや体の疲れを癒すのは、やはり大涌谷のかけ流しの白い濁り湯温泉ですから、ザブッと入って温まりましょう。
温泉、気持ち良いですよ。