箱根の今を見に行こう

3月もお彼岸の週になりました。

暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、あんなに寒かった冬も3月中旬になれば、東京では桜が開花するほどの暖かさです。

ところが箱根では、水道が凍結することなどは、いくらなんでもありませんが、肌寒さに中々暖房を切れずにいます。

桜の開花もまだ1週間ぐらいかかりそうです。

箱根 桜 宮城野

箱根の桜名所であります宮城野の早川堤の桜並木は、もうすぐ開花だろうの状況です。

満開時の模様はこれで、2022年4月6日の桜です。

桜 宮城野 箱根

来週には、見ごろになるでしょうか、4月に入ってからでしょうか。

早川堤のある宮城野へは、小田原駅または箱根湯本駅から桃源台行きのバスに乗りまして、宮城野バス停で下車してすぐです。

早川では、はこね宮城野国際マス釣り場として釣りも可能で、遊魚料3500円が必要です。

近くには、つり堀もあり入漁料一人600円とお得に家族で釣りを楽しめます。

バーベキュー可能なので、釣った魚を焼いてたべたり、花見したり春の行楽プランとしていかがですか。

箱根の今をお伝えするなら、この風景です。

箱根 すすきの原 山焼き
仙石原 すすきの原 箱根

箱根仙石原のすすきの原です。

黒いですし、風に揺れるすすきの穂がありません。

3月17日に山焼きをしたので、この風景です。

山焼きは本来、古いススキを焼き尽くし新芽の発育を増進させて丈夫な茅を収穫するためですが、現在では木などが生えないように景観保護のために行われているという事です。

箱根ではすすきの原の山焼きが行われて、いよいよ春になるという事です。

今年は、当初の予定が強風のため延期になり、3月の中旬になったという事でした。

箱根の今は、なんと言っても箱根湯本駅周辺の賑わいです。

今の時期は、若いグループが多く箱根に観光していただいています。

箱根湯本駅前通りの商店街は、若いお客様が行列しています。

箱根湯本

若いお客様は、映える食べ物を求めて、串焼きや手焼き煎餅、焼きたてのお饅頭とか、お店前の縁台で食べられるようなファストフードに人気があります。

情報をお伝えする者として商品の写真は必要ですが、30分とか並んで待てない性格が、実物を載せられず申し訳ないですが、現地での雰囲気も含めて体験してみてください。

箱根湯本と言えば、歴史のあるお蕎麦屋さんがあります。

箱根はつ花そばです、湯本温泉場のバス停から早川の橋のたもとに建っています。

人気のはつ花そばは、いつも店前に並んでいますが、店内に入ると、歴史を感じる内装で、土壁が剥き出しで良い雰囲気です。

店内は広くないので、ぎゅうぎゅう状態です。

まず箸とおしぼり、薬味のねぎとたけ筒に入った唐辛子が出されます。

はつ花のそばは、自然薯だけで打っているので、水が入っていないということで、珍しく温かいお蕎麦の肉南蛮そばを注文しました。

肉南蛮の肉は豚肉で、5枚も入っていたので、ボリューム満点です。

肌寒い日には、暖かいそばはお腹も心も満たします。

はつ花の由来には、箱根を舞台にした浄瑠璃のヒロイン初花から取られたもので、足を悪くした夫のために滝行で願をかけ、滋養のある自然薯を掘って、献身的に尽くした貞女でした。

そんな逸話も目にしながら味わうお蕎麦は、なめらかなのにシャッキっとして、喉越しが良いです。

箱根の水が美味しいからかもしれません。

春休み中は賑わいの増す箱根湯本ですが、ここは箱根の玄関ですから、皆様春の陽気の箱根がお待ちしていますから、足を伸ばして早雲山へ、大涌谷の白い濁り湯温泉にも入りに来てください。