箱根宮城野から仙石原でランチは何食べようと迷ったら
2月11日の建国記念日は、箱根では降雪の特異日と言えるほど、昔から大雪に出会う日です。
今回も20センチほど積雪して、祝日前日の観光客の車などが、坂道を登れずに、電信柱にぶつかっているニュースがテレビから流れていました。
いくらスタッドレスタイヤを装備していても、積雪が多かったり、坂道では、四駆出ないとグングン登れなかったりするので、車を使うこと自体、やめた方が無難です。
ですが、雪が降るとうれしくなって、車を走らせて、日帰り温泉においでになるお客様が増えて、日帰り温泉が忙しい一日でした。
信州の露天風呂で見る、野生猿がじっとお風呂で温まっている絵が思い浮かんで温泉に入りたくなるのでしょうか。
寒くても晴れていれば、なんとなく気分が晴れますが、雨の予報だと、春がまだまだ遠くてとても待ち遠しいです。
さて箱根に来てランチを何にしようかと迷うと、お蕎麦にしようかとか、コンビニおむすびを車内で簡単にとか、テイクアウトのソフトクリームでとか選択肢はいろいろあります。
そこで箱根でのランチに困ったらこんなお店もありますよ、とお薦めのお店を再度訪問してみました。
それは宮城野(みやぎの)にある「ぱんのみみ」です。
先ず宮城野は、箱根の夏の風物詩であります大文字焼きの「大」の字がある山、大文字山の麓です。
今は4つの校区が合体して箱根の森小学校となりましたが、以前は宮城野小学校という名前で、強羅と仙石原を結ぶ中間地点です。
箱根町役場の支所があり、銀行も3行あるので、行政に欠かせない地域です。
診療所や歯科医院、コンビニ、古くからの手に職関係の工務店や植木屋さん板金さん、水道屋さんなど、職人さんの多く住む地区です。
宮城野のメインストリートの交差点で見回すと、ぱんのみみのネオンがオレンジ色で宣伝しているので、そこを目指していくのです。
銀行裏の路地を入ると、そこにお店があります。
駐車場も完備しています。
店内に入ると、2人掛け用テーブルから大体が4人掛けですが、グループ用の大きなテーブルもありますが、主に相席用として利用しているみたいです。
ぱんのみみというくらいですから、パンを使った料理なのだろうと想像して行きますよね。
当たりです。
こちらで1番の売りは、パンを1斤を丸々使ったパングラタンで、とてもボリュームあるグラタンです。
海の幸の海老などがけっこう大ぶりで具の存在感でお腹がいっぱいになる感じです。
ホワイトソースがさっぱりしているので、重くありません。
小さなサラダが付いていて、お口直しをしながら食べられます。
グラタンのこの焦げ具合が美味しさを増していますね。
デザートのケーキをオーダーしたら、こんなにフルーツやアイスクリームがてんこ盛りされて登場するなんてと驚きました。
箱根を特集したテレビなどで紹介されてから、週末のランチが混むようになりましたが、まだ穴場的なレストランですから、ご紹介いたしました。
宮城野と仙石原を結ぶ道路は、138号線です。
その道を10分ほど走れば、仙石原に到着します。
仙石原は、美術館がいくつも立ち並ぶ地域です。
キラキラガラスのガラスの森美術館、もうすぐ閉館してしまう星の王子様美術館、山野草の宝庫の箱根湿生花園、ラリック美術館などです。
ラリック美術館は、フランスを代表する宝飾とガラスの工芸家であるルネ.ラリックのジュエリーやガラス作品の展示、シャンでリヤやインテリアなど、が見られます。
アールデコとかアール・ヌーヴォーとか聞いたことある言葉が出てきますが、香水びんのデザインなどを見ると、ああこれがアールデコなのだと目から伝わってきます。
美術館は自分の知らない新たな世界に連れて行ってくれる非現実のスペースだと思います。
同じ敷地内にある、カフェレストランLYSは、美術館に入らなくても利用できるので、駐車場代もかからずゆっくりできる静かなカフェです。
店内に座って、ケーキセットでおやつの時間です。
窓いっぱいに樹木の景色が綺麗です。
シャインマスカットのタルトをコーヒーとセットにしていただきます。
箱根の周遊で、どこの美術館にもレストランやカフェはあっても、展示物に興味のない人は、入場券を払ってお食事するのも嫌でしょうから、ここラリック美術館では、駐車場はお金がかからないし、カフェとして利用できるのでお勧めします。
今回は、国道138号線を通って宮城野から仙石原でランチタイムに訪れてはどうでしょうとご案内しました。
このようなお店などの情報を実際に訪れて、見たり聞いたり、体験したりして気になるスポットを見つけています。
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