小田原名物のかまぼこ通りは老舗の結束です

小田原は、箱根観光の起点であり通り道です。

東京から新幹線なら38分で着きますし、新宿からもロマンスカーでゆったり訪れられます。

小田原では、小田原城が出迎えてくれます。

小田原の名物と言えば、かまぼこです。

小田原には10数軒のかまぼこ屋があって、それぞれが形や色や食感など、独自の特徴があるそうです。

「小田原かまぼこ通り」は、小田原駅から海方面に向かって15分ほど歩けば目的地で、かまぼこや干物、水産加工品、和菓子など、通り自体が、東海道の小田原宿場町に迷い込んだような雰囲気です。

おだわら かまぼこ

これは、籠清(かごせい)です。歴史を感じる店構えです。

おだわら かまぼこ
お
おだわら かまぼこ
おだわら かまぼこ

国道1号線沿いにもかまぼこ店は軒を連ねて、小田原がかまぼこの町という証明でしょう。

現在は、テレビなどのグルメレポートによりかまぼこ通りとして認知度も上がりましたが、地元住民でさえ知らない人もいた時代から、「かまぼこ通り活性化協議会」を組織して地場産業復活の狼煙をあげたのです。

その昔、この地域は明治の半ばには、3つの魚市場が、大正末期には1つになって小田原魚市場が誕生したのです。

その後、早川港に魚市場が完成し、そちらへと移動しました。昭和40年代のことです。

魚市場があった地区ですから、鰹節屋さんや、干物やさん、調理して提供する料亭、和菓子のお店、伝統あるお店がかまぼこ通りには並んでいます。

おだわら かまぼこ

これは、なりわい交流館です。小田原市の観光案内所です。

無料で麦茶が飲めます。

この建物は、漁師の網問屋の建物っだったのです。

おだわら おやすみおどころ

市民や観光客の憩いの場、お休み処として誰にでも門戸を開いています。

昭和の初の建物を再整備したのですが、照明などは洒落ています。

おだわら かまぼこ
おだわら かまぼこ
おだわら

かまぼこ通りからは離れて、かまぼこ作り体験もできる鈴廣かまぼこは、箱根駅伝の中継地点であり、お正月には、テレビに写ります。

もう走らない登山電車を置いて、撮り鉄や子供たちの人気を得ています。

かまぼこの話ばかりで、実際の品物の写真がありませんが、小田原かまぼこは、表面が艶やかで、すり身を裏漉しするからで、食感はしなやかですが、しっかりしていて、材料もシログチやキスなどを使っているし、手作りで形作るその技術により、お値段も高いのだと思います。

10数軒も手作りのお店があるのですから、端から次々、聞きかまぼこでもやりたいくらいです。

そんなイベントも、以前は催していましたが、コロナ禍が何もかも中止にしてしまいます。

みんなが楽しく集えて、おしゃべりできて、聞きかまぼこもできる世の中が早く来ることを期待しています。

箱根金時荘にお泊まりの翌日は、美味しいかまぼこをお土産にいかがですか。強羅や箱根湯本のお土産屋さんにも売っています。