小田原で350年も続くお茶屋さん<江島>

都心から1時間、電車に乗れば小田原に到着します。

海が近くて、漁港や市場へも小田原駅からバスで15分くらいの距離なので、新鮮な海鮮料理をお腹いっぱい食べることができます。

温暖な気候なので、みかん畑が海からの風を受けて甘く育っています。

冬などは箱根との温度差が4℃位あるので、ストーブやエアコンをつけるような気温でも、小田原は縁側のお日様の力で、陽が翳るまで暖房いらずです。とても羨ましいです。

夏は逆に、冷房が無くては過ごせませんが。

小田原は箱根観光の際の通り道ですので、小田原城やかまぼこ屋さんの通りの散策をおすすめします。

そこで、350年の歴史を延々と続けている日本茶と海苔と和紙を取り扱っている老舗へ抹茶を買いもとめる為に、行って来ました。

茶道のお点前の際に竹製の茶せんでぐるぐるかき回して、お茶をたてる、あの抹茶です。

茶道は、中学生の頃に少しお稽古しましたが、朱色のハンカチのようなふくさを折り畳んだり、開いたりするふくささばきを覚える所で断念し、茶道の修得できずにお茶とお菓子を食べるだけでした。

私の運営します民宿では、お抹茶をお出しすることは無いのですが、天ぷらを抹茶塩で食べて頂くのに、「江島」で抹茶を購入しています。

小田原駅からぶらぶら歩くこと10分ぐらいで、歴史あるこの建物に到着します。

内装や所々改修していますが、鬼瓦や格子や大きな木の看板などが350年ずっとあるのかはわかりませんが、貴重な建物です。

お茶に多く含まれるカテキンは、大腸の働きを助けたり、ビタミンCが老化を防ぎ、カフェインは脂肪の燃焼を助けるので、ダイエットに有効だそうです。

お茶アロマテラピー効果から、リラックスしてストレス解消にもなるのです。

お茶に含まれるフラノボイドが口臭を消すので、食後にお茶を飲むのは、理に叶っていて、消臭効果があるので食後はコーヒーより緑茶にしようかなと思います。

鮮やかだったり、渋い柄の和紙を取り扱っています、文房屋さんではありません。

ご祝儀袋とかポチ袋とかも置いてあり、やはり城下町なのでお城勤の藩士たちが使う和紙を取り扱っていたからでしょうか。

折り紙サイズだけではなくて、模造紙のように大きいサイズの和紙も売っています。

江戸時代から続く老舗なんだと実感します。

いつも使っている食材の抹茶から、仕入れるお店の歴史の長さに驚き、お茶と和紙と海苔の品質にこだわって、商いを続けている、苦労や努力に敬意を表さざるを得ません。

強羅の温泉民宿の箱根金時荘でも、良いこだわりを持ち続けたいと思いました。