姥子温泉<芦ノ湖一の湯>からはしご入浴も楽しい 金茶色の美肌の湯
日帰り温泉の入浴体験は50を数えることになりました。
そろそろ全征覇に近づいております。
そこでまだ入っていない日帰り温泉を探していたら、姥子温泉の「芦ノ湖一の湯」が日帰りをやっているので、いざ行ってきます。
姥子温泉へは、箱根湯本から伊豆箱根バスに乗り、私の運営いたします温泉民宿「箱根金時荘」の前の県道を走って、大涌谷を廻って終点湖尻の少し手前です。
以前に訪れた「山越旅館」のすぐ近くです。
ロッジ風の小さなホテルで、箱根にいくつもある「一の湯」グループの同じ看板で迎えています。
玄関を入るとすぐにフロントがあり、入浴料はタオル持参しているので900円でした。
2階が大風呂で、露天風呂は1階ですが、そこにはシャンプー類の設置がないので、先に2階の大風呂を利用して次に露天風呂に移動することにしました。
日帰り利用者がちょうどお風呂から出るところでしたので、運よく貸切で入浴できます。
更衣室は、カゴの棚の利用を規制されて4人分です、洗面台は3台あり、ドライヤーは2機置いてあり、扇風機もあります。
さて、どんなお風呂でしょう。
入り口の扉を開けると、黒い石風のタイルが敷き詰めてあり、左側に四角い浴槽の温泉が3段じかけで湯船に流れ注いでいます。
温泉を見ると、底が黒いタイルとはっきり分かる透明な温泉ですが、ほのかに金茶なんです。
温泉分析表を見ると、カルシウム マグネシウム ナトリウムー硫酸塩、炭酸水素温泉とあり、pHは、6.5で無色透明微金気臭とあるので、金茶に見えて、サビのような臭いが微かにします。
温度計がなかったのですが、熱くなく温くないので、41℃くらいでしょうか。
美肌の湯に含まれるとされるメタケイ酸の数値が251mg/kgとあるので、ツルツル美肌の効果を期待してしまいます。
温泉の肌触りはサラサラですが、じっとしゃがんで入っているとじんわり汗ばんで、とてもじんわり温まります。
やはり温泉から微量の金茶の沈殿物があるためか、タイルを黒にして変色を防いでいるのでしょうが、ナトリウムの含有により、どうしても白く変色してしまうのは仕方ないことでしょう。
カランは4個あり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが設置されています。
1階の露天風呂も味わいたいので、そこそこに引き上げ、ちゃんと洋服を着て、階段を降りて露天風呂に移動します。
小さな入り口から鍵のかかるドアで、貸切で入れるようで、着替えのスペースも狭いです。
露天風呂は、半分屋根があり、石で作られた湯船は、内湯と同じ温泉でした。
見栄えよく植木が植えられて、小庭のお風呂に入っている雰囲気です。
シャワー付きのカランが1個あるだけで、シャンプー類はありません。
雰囲気の違うお風呂を、移動の際の着替えが少し面倒ですが、試せるのでとてもコスパが良いと思いました。
エントランスやロビーで休むスペースはないので、温泉の火照りを覚ますとか、余韻に癒されるとかは残念ながら、車にもどってから、あるいは芦ノ湖まで散策しながら味わうしかありません。
更衣室のポスターから、お得な情報を得ました。
一の湯グループの6箇所の日帰り温泉を、1箇所の1枚のレシートで当日限り他のお風呂も入れるという情報です。
とてもお得です。
私はすぐに、「仙石原 すすきの原一の湯」が車で10分のところにあることを思い出し、レシートを握り締めました。
温泉民宿 箱根金時荘の女将が、どうして一の湯さんの宣伝をするわけではないのですが、他所様のお風呂に入浴させていただくのは、温泉の色々を深く知り、違いを皆さまにお知らせしたいからですし、何より温泉が大好きだからです。
一の湯の社長さまは、このようなサービスをしてとても太っ腹だと思いますし、温泉の良さを皆さまに知らしめたい思いは同じなのだと思います。
日帰り温泉はしご入浴は次へと続きます。
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