姥子温泉 <山越旅館> 自家源泉の美肌の湯に貸切で家族で入れるお風呂。
今回日帰り温泉を体験入浴するのは、芦ノ湖の湖尻地区にある山越旅館です。
和室が10室の旅館ですが、山越温泉という名の源泉を持っていると言うことで、是非入りたいと思いました。
元箱根温泉なのか姥子温泉なのかどちらに分類するのか、当の山越旅館さんも特定していないので、ゆるっと姥子温泉にしました。
箱根の玄関であります箱根湯本駅から伊豆箱根バスの「湖尻」行きに乗りまして、「箱根芦ノ湖はなおり前」で下車すぐ目の前です。
玄関を入り廊下やロビーが畳敷きになっていて、和風なのに造花で華やかさを増して、居心地良さそうな空間です。
貸切風呂の入浴料1500円を払って、浴室へ案内される後へと続きます。
1Fの貸切露天風呂まで、各部屋の入り口には寄木細工の小物をディスプレイして、箱根感を演出しています。
お客様への心配りですね。
浴室の入り口を入ると、2人ぐらいがちょうど良い広さの更衣室で、カゴの棚は4人分で洗面台は1台、スツールは1脚、まだ寒い日があるのかファンヒーターがあります。
さて、いよいよ露天ぶろはどうでしょうか。
床は木の床で、浴槽は周りは木でできていますが、内面はタイル張りです。
屋根がある半露天風呂なので小さな空が見えます。
周りをぐるっと竹の塀で囲ってあるのですが、石灯籠や植木鉢があるのでお庭風のお風呂です。
湯船に入ると、「美人の湯」と女将さんが説明してくれた通り、特有のかなりトロッとした肌触りです。
無色透明ですが、少し薄茶色にも感じます。
臭いはかすかに金属臭を感じました。
泉質は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、硫酸塩、炭酸水素塩泉で、pHは6.8で中性に近い弱酸性です。
カランは2個で、リンスインシャンプー、ボディソープが設置してあります。
箱根山の自然の中のお風呂ですから、虫たちもお風呂に寄って来るでしょうから、それを狙う蜘蛛も灯籠の影や、壁の隅で待ち構えています。
ゆっくり浸かって、美人の湯を肩から腕から回しかけて出ようと思います。
髪を洗わなかったのですが、ドライヤーが無いことを出てから気づいたので、むしろ良かったです。
ロビーの縁台に腰掛けて、湯上がりの熱を静めて、自販機の電気がついてないので、ちょっと物足りない気持ちを持って、外に出ました。
道路に出ると、向かいは「箱根はなおり」というホテルでチェックインの車が出入りする時間らしく、混み合っていました。
ここから歩いて10分ほどで芦ノ湖遊覧船の乗り場がありますから、芦ノ湖観光も便利な場所です。
ロープウェイの桃源台駅も歩いていける距離ですので、大涌谷の黒玉子を食べに空中散策はいかがですかと提案いたします。