箱根七福神の紅一点<阿字ヶ池弁財天>の弁財天は美人かな、最後を締める<山王神社>の福禄寿
箱根七福神めぐりも残すところあと2社です。
箱根町港から箱根湯本駅、小田原行きのバスに乗って10分、芦ノ湯で下車します。
バス停から5分歩けば、阿字ヶ池弁財天の石碑が立っています。
広場の向かいにある「きのくにや」の別館の張り紙には、御朱印は本館の玄関にて受けられるようです。
小さな池があり、その向こうに広場があります。
阿字ヶ池と言うだけあって、砂利は湿地のように水を含んでいて、昔は池であったと想像できます。
弁財天は七福神の紅一点で、芸術を愛する聖なる川の女神で、琵琶を抱えている立像を見ることがありますが、技芸、文芸などの才能をもたらす神であるそうです。
阿字ヶ池は歴史散策コースが木道で作られていて、石碑などが立っていますが、短い距離であっという間に回ってくることができます。
ここでも御朱印をいただきたいのですが、日帰り温泉の美肌の湯で有名な、きのくにやの玄関前にセルフの押印セットが設置されていました。
200円を賽銭箱に入れて自分でスタンプを押しましょう。
土日で時間があれば、是非きのくにやの日帰り温泉に、とろっとして翌日までしっとり滑らか感のある美肌の湯に入りたいものですが、最後の七福神を目指しバスに乗ります。
箱根湯本駅、小田原行きに乗って、ユネッサン前で下車します。
ユネッサンの横の道をゆき、今は休業中の貴賓館の看板をたどり進んでいくと赤い鳥居が見えてきます。
人知れずひっそりと建つお社は、賑やかな温泉アミューメントパークユネッサンの同じ敷地にあるとは思えないです。
山王神社、福禄寿を祀っています。
福禄寿は背が低く長い頭で長い髭を生やして経巻を結んだ杖を持って、鶴を従えています。
幸福、俸禄、長寿の三徳を備えているので、信仰する人には、財を授け、知恵と学業成績の向上の願いをも叶えるという神様です。
社務所は閉まっていますので、御朱印はここから歩いて5分ほどの「ホテル天悠」のフロントでこの時は着物姿のスタッフが授けてくれました。
箱根七福神色紙の完成です。
やはり、七福神めぐりはお正月をその推奨期間としているのか、花見でもなく、紅葉シーズンでもなく、今はめぐる人は少ないです。
住職がいる寺社は綺麗でしたが、無人のお社は寂しくお掃除も行き届かないので、できれば明るい晴れの日にお参りするのをお薦めします。
箱根という温泉地では、旅館と町が協力しあってキャンペーンをするときに、旗や鳥居の朱色の塗り替えや、敷地のお手入れなどを徹底するのでしょう。
ユネッサン前からは、箱根湯本駅、小田原行きのバスが出ていますので便利に箱根山を降りていくことができます。
コロナ禍が早く収束して以前のような箱根が観光客で賑やかになることを祈るばかりです。
箱根七福神をめぐって、たくさんのご利益を頭から浴びて幸せな気分で帰宅しました。