箱根の住人も知らなかったパン屋さん
これから梅雨入りになって、毎日雨で観光にお出かけのお客様も、どこに行けば良いのかと悩まれるのでは、と思いまして、箱根の美術館はどうかと、ラリック美術館に行ってきました。
整備された庭や歩道、美術館はどこもきれいで形作られた自然を感じます。
箱根はどこを切り取っても自然の緑なので、かえってコンクリートの建物のひんやり感が、芸術作品をリアルに鑑賞するのに適しているのかと思いました。
ラリックはフランスのアールヌーボー、アールデコの時代に活躍した芸術家で、宝飾の職人に弟子入りしてジュエリー作家になり、香水瓶の制作からガラス工芸家になり、その後は室内装飾やオリエント急行の車内装飾などを手掛けたという話です。
作品の展示は、主にアクセサリー、香水瓶、ガラスの壺、フランスの社交界の豪邸のリビングの扉とか箱根にいながら、上野の美術館にどこでもドアで瞬間移動したような錯覚しました。
入館料は1500円ですが、箱根金時荘のフロントには、100円割引の券がありますから、当館にお越しの節はお申し出ください。
特設展として、「水のかたち」と題して、水からのインスピレーション作品が並んでいましたが、ガラス工芸に水は切っても切り離せない題材のように素人ながら感じました。
水と箱根の関わりを、こじつけのように書いてありましたが、芦ノ湖、飛龍の滝、夕日の滝、箱根神社の龍神水、命の泉。
箱根に住みながら、命の泉を知らなかったので、調べてみたら、芦ノ湖スカイラインの途中にあるらしく、神社と気付かずに通り過ぎていたかもしれません。
近いうちに、箱根の水にまつわる伝説を探検にいきましょう。
このラリック美術館は、仙石原にあるのですが、仙石原とは昔から別荘地として発展してきたので、仙石原温泉も大きな老舗の2つの旅館から広がっていきました。
そんな軽井沢的な場所なので、都会的な人たちのニーズに応えるようにローストビーフが有名なお肉屋さんがあったりします。
箱根金時荘は、和食を提供していますが、お客様の中には美味しいパン屋さんの情報を聞かれたりします。
パンをいただいて、箱根の住人の私が知らないパン屋さんで、ググりましたら、箱根リトリートの中のカフェのテイクアウトでした。
ラリック美術館から車で3分、箱根金時荘から車で10分です。
リトリートは宿泊施設なんですけど、県道138号から坂を入って森の中が1つのホテルになっていて、その中ではちょうどチェックアウトの11時だったからか、若い男女や女性客などたくさんいて、このホテルの人気の高さを身を持って感じました。
そしてこれらのパンを買って帰りました。
もちっとして美味しかったです。
パン繋がりで、次はよく知っているパン屋さんの話です。
宮の下温泉の渡辺ベーカリーは、梅干しあんぱんと温泉シチューパンが有名です。
梅干しがあんぱんの中に入っています、シチューパンはその場でパンにシチューを入れるので3分ほど待ち時間を要します。
糖質ダイエット中の私には、パンは大敵なので箱根のパン屋さん情報はそう頻繁には取材しないような気がしますが、温泉民宿の箱根金時荘にお泊まりになった後で、箱根のパンも食べてみたください。