紫陽花と琵琶の寺、塔ノ沢の<阿弥陀寺>ってどんな所でしょうか

6月の紫陽花の季節がすぐそこに来ていると思い、紫陽花で有名なのは鎌倉の明月院ですが、箱根の紫陽花寺として時期になるとテレビに出たこともある阿弥陀寺の紫陽花具合を見に訪れました。

塔ノ沢は、箱根湯本駅から登山電車にのって1つ目の駅で下車します。

阿弥陀寺への看板の指示通り歩いて歩いて20分も山登りする気持ちで歩いて向かいます。

山門に辿り着いたら、仏像が立っていて、いらっしゃいと迎えてくれているようです。

ギアを入れ替えて頑張って登ります。

細い道をくねくね登っていくとたくさんのお地蔵様が立っていて、6地蔵が並んでいます。

小さなお地蔵様がたくさん道のかたわらにたっていて、出迎えてくれているみたいです。

阿弥陀寺 塔ノ沢
阿弥陀寺 アジサイ

これが本堂です、まだ紫陽花は咲いていませんが、弾誓(たんぜい)上人が1604年に阿弥陀寺を開きました。

阿弥陀寺 アジサイ寺

お賽銭をあげて、鈴をジャラジャラ願いをかけよう思ったら、ヒモじゃない。

百万遍転法輪と言って、南無阿弥陀仏と念じながら廻すと功徳があるということで、木の数珠でできた紐を引くと車輪が回転して、ズンドドドウと低い音がして腹に響く音でした。

1784年に本堂かかったと書いてあり、古いものだからこんな音がするのか、今は湿気が多いからか、冬に来たらするする回るのか、色々想像します。

阿弥陀寺の住職は琵琶の演奏と法話をセットして、予約すれば抹茶付きで料金1000円でお話してくれると書いてあります。

あじさい寺 阿弥陀寺
あじさい寺、おみくじ
おみくじ あじさい寺

六道みくじと書いてある、遊び心のある表記の真実の口から手を入れて一つ引くと、「地獄」です。

お正月以来ひさびさに引いたおみくじが「地獄」なんて、つまり大凶、私の来世は地獄ですか、お決まりの救いが最後に書いてあり、「今日を境に悔い改めて慈悲の心で生きて行くなら、必ず仏様が助けてくださいます。」です。

人生後半以上にさしかかって、気付きを得て良かったと思います。

徳川家茂に嫁いだ皇女和宮が晩年塔ノ沢温泉で療養していたことから、和宮関連の阿弥陀様や位牌などが祀られていますが、御本尊の阿弥陀様は1700年ころ江戸本所の回向院から寄進されたそうです。

本堂の横の道を10分登っていくと奥の院へ、まだその先をいくと「塔の峰ハイキングコース」へ続き、大文字山や強羅までの歩いていくことができるとありますが、行きません。

箱根の山は、たくさんのハイキングコースがあるので、良い空気を吸いに歩きに来てください。

色々あるハイキングコースの体験の紹介は体力的にできません。

同じ道を降り、塔ノ沢の上り駅ホームには、深澤銭洗弁天があり、持ち金少なかったのですが洗って財が回る事をお祈りしました。

銭洗弁天 塔ノ沢
銭洗弁天 湯本
白蛇 塔ノ沢

その奥には、白蛇の化身の瀬織律姫之大神を祀った岩やがあり、玉子を持参して捧げたら1個持ち帰り、食すと薬になるという立て札があり、巳の日が参拝に適しているらしいです。

登山電車 塔ノ沢

お参りしていたら、ガタンゴトンと電車が入ってきましてので、乗車して箱根湯本に向かいます。

箱根に来て塔ノ沢駅を下車して、1時間ほどで2社をめぐってお参りできる、しかしながら急坂を登り降りしなければならないのですが、便利な観光スポットだと思います。