東京渋谷の銭湯人気の改良湯でサウナの熱波師に感激

箱根がまだまだ寒くて雪景色で銀色の世界だった日、都会目指してロマンスカーに乗り込みました。

小田原に駐車して、あと4分をダッシュでホームの自販機で特急券を買ってセーフ、乗車に間に合いました。

箱根72号新宿行きは、途中4駅に停車します。

交通系電子マネーのおかげで、地方在住の私でも、電車、バスの料金を調べることなく、タッチで支払えるのでとても便利です。

路線図を見ながら、乗り換えを考えながら目的地まで行けるので、Suica様様です。

おかげで、行動範囲も広くなりましたが、まれに交通系電子マネーが使えないバスに遭遇した時は、お財布を探してバッグの中に手を突っ込んで、古銭入れを見つけられなかった時には、お札を両替して、乗客の皆様に頭を下げて乗車するものです。

都会のバスは、乗客も多いし、時間に厳しい印象なので、田舎者は気を使います。

その点、観光地のバスならのんびりしていて、わからなくて当然と地元民も思うので、ゆっくりできます。

若い頃は渋谷にはよく訪れて、パルコ劇場で観劇したり、東急ハンズやロフトなど、箱根にはおよそ売っていないものを買い物したりしました。

渋谷駅周辺の工事などで、ずっと訪れていない渋谷駅は迷子になりそうで、出口の矢印を探したり、乗り換えの地下鉄矢印を確認したり、目を凝らすので都会は目が疲れます。

渋谷スクランブルスクエアははじめて見る建物でした。

渋谷ストリームというビルもはじめての景色でした。

渋谷みたいな商業地域で駅近に銭湯があるのだろうかと検索したら、2軒くらいで、新宿や池袋に比べて少なかったから、渋谷の銭湯に行ってみることにしました。

そのうちの1軒の改良湯は、100年以上の歴史を持ちながら、リニューアルしてデザイナーズ銭湯と言われるようなおしゃれさがあります。

渋谷駅から明治通りをずっと10分ほど歩き続け、脇の細道に入ってすぐの見た目は、小さな銭湯のように感じます。

脇道に入ると、住宅街に溶け込んで見過ごして通り過ぎてしまいそうになりました。

1時過ぎの開店直後のせいか、お客さんは若い人が多く、次々と入り口に入っていきます。

人気の銭湯なのだとわかりました。

入り口がこんな感じの本当に小さな銭湯に見えます。

暖簾をくぐり、靴箱の鍵を取って券売機で入浴券を買います、入浴料は500円にサウナ（タオル付き）450円も合わせて950円です。時間は120分です。

サウナに入る人は、ピンクの腕輪をつけます。

更衣室まで床は段差なくバリアフリーなのは、浴室まで続いています。

つまづきや事故をなくすためにも、平らな床は良いですね。

更衣室のロッカーは建物の外観と同色のグレーで、統一感があります。

浴室に入ると、洗い場が13あり、シャワーはやはり固定なので、体や頭をシャワーに合わせて流さないといけません。

改良湯のお湯は軟水なので、刺激が少なく皮膚に優しく美人の湯として知られるナトリウム系ということです。

まずはぬるめの炭酸泉風呂に入り、皮膚から体内に吸収される炭酸ガスが血管を拡張させて、血流促進効果が、一般浴よりも得られるという事ですから、ゆっくり入ってその良さを味わいたいです。

隣の浴槽のユーカリとブラックペッパーの湯は、薄いグリーンで綺麗です。

炭酸泉よりも熱いのでさっぱりとした感じです。

サウナにも入ってみます。

8人入ると満員で、若いお嬢さんが多く入っていて、熱波師がタオルを持って、熱波を送ってくれます。

あちこちサウナに入りましたが、熱波師の仕事を始めて体験しました。

熱波師も疲れたら、ブロアーを使っても良いですかと許可を求めて、風を送ってくれました。

「おかわりの人は」と希望する人に満遍なく熱波を送ります。

サウナ内は一体となり、その時間が終わる時、拍手をもってありがとうを伝えるのです。

サウナから出ると、列を作って順番待ちをしているのには、驚きました。

渋谷という土地柄からか、サウナ付きの若いお客さんが多く、カフェや本屋で時間を潰すのではなく、銭湯で身も心も整えませんかとの銭湯がわのお誘いに、しっかり答えているように感じます。

BGMが気持ちをリラックスさせます、館内や更衣室はジャズが流れていました。

浴室内にはヒーリングミュージックのBGMがゆっくり流れて、周りのタイルのダークな色調ながら、見上げればブルーのライトがBGMと相まって幻想的でした。

銭湯の名物の正面の絵は、ちょっと変わった絵のように見えましたが、じっくり観察できなかったので、感想を述べるのが難しいです。

エントランスは白く明るい内装で、自販機がありますから、湯上がりのコーヒー牛乳も飲めます。

改良湯オリジナルのTシャツなどのグッズも販売しています。

東京渋谷の銭湯は、時間を有効利用する若者が多く利用する、体と心を整えることができる、素敵な面白いスペースだと思いました。

興味が湧いたら、改良湯の銭湯具合を試してみてください。