都会で人気の銭湯に行ってきました
箱根の日帰り温泉のほとんどを体験済みとなりまして、新たな試みとして、都会で人気の銭湯を知るべく、東京へ行ってきました。
都会と言っても、パンダのいる上野動物園のある上野の「寿湯」です。
寿湯は、ネットで有名な銭湯で、まずそのお風呂に入ってみて、人気の秘密を探ってみようと思いました。
アクセスはホームページから調べて、JR上野駅よりも東京メトロの稲荷町が近いので、そこから行くことにしました。
地下鉄の出口から歩いて2分ですぐに分りました。
昔からのお風呂屋さんの趣です。
靴箱は昔からの木でできた四角い札の錠で、ああ銭湯の靴箱だと感動しました。
入浴料は大人480円、サウナは別料金になっているみたいです。
入り口を入り、券売機で入浴切符を買います。
Suicaが使える券売機もあり、小銭や現金がなくてもとても便利です。
タオル1本持って上京したので、無料のシャンプーなどが設置してある看板を見て、安心しました。
男女の浴室への入口は、すぐそこにあり、廊下をそんなに歩かずに更衣室に入りました。
「女将さーん、時間ですよー」のフレーズも懐かしいテレビドラマに出てきた銭湯の更衣室みたいです。
そんなに広くなくて、お昼すぎの時間帯に、お客さんは年配の方が多いです。
ロッカーは輪ゴムのついた鍵で、縁台や丸椅子があって、着替えをするのに便利です。
浴室に入ると、プラスチックの椅子とケロリンの桶が重なって置いてあるので、それを持って空いたカランを探します。
まず、体をボディソープで洗い流してから、湯船に入らないといけませんから。
毎日日替わりの薬湯風呂があるらしく、その日はさくらんぼ湯でした。
カランが昔風なので、シャワーの丸いつまみが上部にあって、シャワーは固定式なので、シャワーに洗う部位を合わせて洗い流さなければいけません。
お湯の出るカランも、昔からの物を大切に使っているという感じで、レトロでした。
さくらんぼにしては、ショックングピンクでかなり濃いピンク色だったので、驚きと共に入ってみると、さくらんぼの香りとは少し違う、甘い香りがしました。
リンスインシャンプーとボディソープが設置してあります。
そんなに広くない浴室なのですが、深い熱い浴槽があり、ジャグジーがあり、サウナのための水風呂があり、露天風呂もありました。
露天風呂は、都会ですから、壁に囲まれた四角い小さな空が見えるだけですが、室外の空気は感じられる、ちゃんとした露天風呂でした。
お風呂のバリエーションがあって、楽しい飽きない工夫を感じました。
黙浴ですから、お風呂に入りながら、読みものとして掲示してある、5月号の寿湯だよりには、日替わりの薬湯の予定表が載せてあり、毎日違うお湯なんです。
例えば、ビールのぜいたく湯、フルーツ牛乳など入ってみたいし、15種類くらいが日替わりになっているのが、曜日で決められていないので、同じ曜日に行っても違う薬湯に入れます。
特に日曜日などは、サービス精神旺盛で、イベントがお好きなようで、パンダ湯なんて入ってみたいなと思いました。
箱根のユネッサンにも、コーヒー風呂やワイン風呂などありますが、都会の小さなアミューズメントパークのような銭湯です。
480円でこんなに楽しめるのには、大満足でした。
営業時間は、11時から夜中の1時30分までです。
不夜城の都会では、夜中まで開いている銭湯には、利用者はとても助かるでしょうし、有難いでしょう。
箱根の温泉とは、また違った魅力の都会の銭湯は、たくさんの人が、入れ替わり立ち替わり、自分を磨くため、一生懸命真面目にお風呂に入る人に必要な、憩いの場であると実感しました。
さて、次はどこに行きましょうか。
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