銭湯の映画を見て露天風呂が充実したコロナの湯に入りました
春一番で花粉が舞い散らされて、アレルギー持ちには辛い季節が到来しました。
マスク解放が許される期日が近づきますが、花粉アレルギー対策にはマスクは欠かせないので、まだまだマスクが必要な世の中です。
そんな中もっと以前からマスクをしなくても良い公共の場がありました。
入館する時はマスクを着用が義務ですが、いざ浴室に入るときは、マスクをしなくても良いのです。
それは、銭湯や日帰り温泉施設のお風呂で、マスクをつけて入浴している人はいません。
でも壁には、黙浴の文字が貼り付けられています。
コロナ感染者数が増大中は、黙浴している人が多かったですが、感染者数減少とともに、おしゃべりしながら入浴する人が多くなったように思います。
さて、銭湯好きの私が映画の公開を待っていたのは、「湯道」という映画です。
どんな映画だろう、想像するに全国の色々な銭湯が登場するのかな、とか考えると早く見てみたいものでした。
箱根には映画館はありませんので、映画は小田原へ行きます。
小田原の映画館は、トーホーシネマズ小田原とコロナワールドシネマです。
銭湯のお話しですから、コロナの湯とコラボしているので、コロナワールドシネマズで「湯道」を観るとコロナの湯の入浴料が500円になるというのです。
そんな特典付きならば、コロナワールドシネマズで映画を見て、500円でコロナの湯に入りたいです。
映画は、全国の銭湯が出てくるわけもなく、予想は外れましたが、花道、茶道、香道のように、湯道として家元がいてお風呂に入る由緒正しき作法があるみたいなフィクションが面白おかしく披露されています。
そこにメインのお話として、昭和の地方の銭湯の相続問題と廃業問題が絡み、都会に出た長男が仕事に失望して、実家の銭湯を守り続けた次男との確執を地元民の銭湯愛を強く押し出して描いています。
桶でタイルを叩いて風呂を出るタイミングを合図し合う夫婦や、湯上がりの牛乳やミックスジュースを飲んだり銭湯あるあるが面白いです。
私の湯上がりドリンクの好みはコーヒー牛乳ですけれど。
コロナシネマズは2Fですが、1Fには温泉施設のコロナの湯がありますので、この映画を観たら、コロナの湯には500円で入浴できる券が付いていますので、早速それを使いたいと思います。
入り口を入り、靴を靴箱に入れて、フロントで500円券(しかもタオル付き)を提示して、料金後精算のリストバンドとタオルセットを受け取ります。
更衣室にはロッカーが沢山あり、広いので使いやすいです。
浴室に入ってみると、洗い場の数が多いですし、長方形の内湯は41℃で広くてジェットバスや電気風呂もついています。
腰掛け湯はお湯が流れるベンチに腰掛けて、背中やお尻にお湯が流れて休みながらゆっくりできます。
サウナにも入ってみると、とても広くて大勢入れるのに驚きましたが、その時は一人貸切で、オートロウリュウなのでスプリンクラーから自動で水がサウナストーンにかけられます。
はじめて見たので感激でした。
露天へ出てみると、岩風呂が4個もあり、温度を明示してあり、熱い湯は44,7℃で風の強い日だったので、熱好きの私はそんなに熱く感じなかったですが、39℃、38℃とか壺湯は36℃で3個あり、露天は充実しています。
小田原の温泉施設ですが、露天風呂はちゃんと天然温泉とうたっており、泉質はナトリウム、塩化物強塩泉ですからしっとりなめらかな感じでした。
お客様が大勢でも、浴槽が広かったり、露天風呂の数が多かったり、サウナが広かったりで、混雑感がないことが良いと思いました。
更衣室では、ドライヤーや洗面台も多いのでよかったですが、平日利用ですから利用者が比較的少ないのかもしれません。
ゆっくりお風呂を味わいたいのであれば平日利用をお勧めいたします。
更衣室の中にも飲み物の自販機がありますが、お食事処や休憩室もあります。
ソフトクリームの看板を見たら湯上がりにさっぱりとミックスソフトクリームを食べたくなりました。
映画をみて温泉に入ってソフトクリームを食べる、それも銭湯あるあるでしょう。
小田原は気候が温暖で、河津桜の濃いピンクの桜はもう見ごろですが、ソメイヨシノなどは、もうすぐ咲き始める事でしょう。
小田原城のお堀の桜、これは去年の写真ですが、こんな景色をもうすぐ観られます。
小田原で映画をみたり、花見をしたりゆっくり春を満喫したら、箱根へちょいと登って、白い濁り湯温泉にも浸かってみてはいかがですか。