箱根の金太郎美術館は小さいけれどあっと驚く仕掛けがあります

ゴールデンウィークの始まりの日は、晴れに恵まれましたが、風の強い日です。

お天気のうちに洗濯物を大盛り乾かしたいものです。

5月になれば五月晴れですが、5月にふさわしい、しかも5日のこどもの日にふさわしい、小さな美術館が箱根金時荘から、歩くこと10分のとても近い距離にオープン致しました。

その名は、上強羅森の小さな美術館「箱根の金太郎館」です。

最寄駅は、ケーブルカーの無人駅の「上強羅」です。

箱根のケーブルカーは、強羅駅から早雲山駅まで10分の短い乗車時間ですが、高低差が200メートルも山を登るのですから、かなりの急勾配をのぼります。

ケーブルカー終着駅の早雲山駅は、箱根金時荘の最寄駅でもあります。

ケーブルカーに乗れば1つお隣の駅で下車が便利ですが、当館からカーブを2つクネクネと歩けば到着するお散歩コースです。

金太郎館 箱根

以前アパートだった建物を利用して作られた美術館で、大きなマサカリは電柱を利用するアイデアです。

入り口も可愛いです。

入場料は、大人500円中高生400円子供5歳以上100円とご家族づれにも優しいお値段と思われます。

入場してからすぐに色々なカラクリが満載で、なんで?と頭をかしげるハテナのカラクリです。

答えをいうわけではありませんが、凹凸レンズや鏡が謎解きの鍵となるかもしれません。

歴史的に貴重な浮世絵や書物など、すぐ手にとって見ることができるので、大サービス展示です。

錯覚のカラクリの色々がカラフルに、ユーモアたっぷりに展示してあり、体験型の展示です。

割た黒玉子から、顔を出しているのが、館長さんで、この方はテレビなどで、ちくわで演奏する面白い名物館長さんなのです。

本業は、岡山で桃太郎館の館長さんをなさっていて、金太郎の趣味や歴史的な収集物を皆様と共有したいの希望がまさり、箱根での金太郎館を満を持して開館されたのです。

カラクリ リニアモーター

カラクリには、鏡などを使っていますが、リニアモーターの原理を使って、宙に浮いているこんな金太郎もありました。

館内は、広くないですが回廊のように歩いていき、館主さんが丁寧に説明してくれます。

展示の最後には、ちょっと怖いハプニングが待っています。

酒呑童子や土蜘蛛退治を体感する仙丈ヶ嶽洞窟探検は小さなお化け屋敷の様相でおっどろおどろしい体験ができます。

小さい美術館ですが、手作り感があたたかく、ぎゅーっと凝縮した金太郎の世界を再発見したり、初めて知ったりできるのがとてもよかったです。

美術館での滞在時間は短いでしょうが、箱根金時荘のご近所に金太郎館ができて、金時つながりで、なぜかと言えば、金太郎は別名、坂田金時と言われましたから。

5月5日には、箱根仙石原の公時神社では、金時祭りを開催するのですが、力持ちの金太郎にあやかったのか、相撲大会などが開かれます。

本当のお相撲さんが来るのです。

地元民は、渋滞に巻き込まれるので、ゴールデンウィークは外出しません。

ひたすら、民宿業に励みます。

箱根では、桜や山藤のあとは、ツツジや石楠花が見頃を迎えます。

山のホテル花月園はお庭がツツジの名所なので、この時期はぜひ見に行ってください。

ゴールデンウィークには、箱根のあちこちが混み合いますが、皆様気を付けて周遊してください。

箱根金時荘の日帰り温泉は、5月3日、4日、5日と営業致しませんので、ご承知おきください。

空いている時期にゆっくりおいで下さい。

白い濁り湯が皆様をお待ちしています。