全国旅行支援を使って温泉旅行へちょいと長野まで
世の中はすっかり秋模様になり、紅葉にはまだ早いですが、気温は上着を必要とする暑すぎる事無く、寒すぎることなくお出かけにはぴったりの行楽日和です。
10月11日より全国旅行支援が各自治体で始まり、それ以前には利用できる地域が限られていましたが、全国どこへでも支援を使えるお得旅ができるようになりました。
私の運営します箱根金時荘でも、全国旅行支援「いざ 神奈川」プランの予約状況が上向きでありがとうございます。
先日の休館日を利用しまして、全国旅行支援の実情を体験すべく、その旨味を享受すべく、長野県上田市別所温泉を訪れました。
小田原から東海道新幹線で東京へ40分、その後北陸新幹線で上田まで1時間30分です。
東京駅で昼食を食べていきましょう。
地下グランスタにある回転寿司の羽田市場で全国の新鮮な魚介のお寿司をパネルで注文したら素早く食べたいお寿司が出てきますので、5皿6皿はペロリと平らげました。
北陸新幹線あさまに乗り、平日の午後の時間ですから自由席でも席に余裕があります。
窓の景色は都内から埼玉までは、住宅地の景色であまり変化はないのですが、上田に近づけば川や山がここそこに見えて、箱根とはまた違う自然の景色が旅の楽しみです。
上田に着いたら、上田電鉄に乗り換えて別所温泉まで行きます。
箱根登山電車のように2両、3両編成で、違うところは、坂道や急勾配がなく、平地を真っ直ぐに走ります。
車窓には千曲川の流れを見ることができ、家々が皆新築のようで、台風や大雨での氾濫により、被害にあってやっと復興している様子がわかりました。
のどかな景色のままでいて欲しいと思いました。
別所温泉駅に着くと、何軒かある旅館の送迎バスが迎えに来てくれています。
マイクロバスに乗れば、2〜3分で旅館に到着しました。
今日のお泊まりは南條旅館です。
玄関を入ると、古いコンポからジャズが流れて、チェックインの作業を済ませる間は、ソファーに座って待ちます。
エントランスロビーでは、自由にコーヒーやお茶などを飲むことができて、寛ぐことができるので、お部屋だけでなく行動スペースが広くなります。
この旅は、友人4人のグループ旅ですが、旅行を計画して予約から新幹線の時刻表から、いっさいを手配してくれる幹事さん的存在が、どこのグループにも1人は居てくれます。
そんな友人は、みんなの色々な意見をまとめて計画を進行してくれるのです、とても有り難く嬉しい限りです。
この旅の第一の目的は、松茸を食べることでしたので、夕食は、松茸山の二幸園という松茸料理屋さんへ旅館のバスで送ってくれます。
松茸コースの料金が旅館の宿泊代に上乗せされるのですが、全国旅行支援プランですから、5000円の割引の他に、3000円のクーポンが付くので、焼き松茸を追加で注文しました。
焼き松茸はこんなに立派な松茸を、1人1本で5000円ですよ、手で割いて炭火に炙って抹茶塩やすだちを搾っていただきます。
焼き具合は、松茸がほんのり汗をかいたら、パクッと食べます。
すぐに取り上げないと焦げつくので気をつけないといけません。
土瓶蒸し、松茸の鍋は4人分で、すき焼き仕立て、薄めのタレなので松茸の味を消しません、生卵につけて美味しいです。
松茸ご飯に松茸のお味噌汁と松茸三昧定食です。
全国旅行支援で3000円のクーポンを使えるので、お得です。
お腹いっぱいになって、旅館の送迎バスで旅館に戻ります。
お腹が満たされたら、次の目的は温泉です。
温泉利用時間は、夜じゅう入れるので、ゆっくり入れます。
泉質は、単純硫黄泉で弱アルカリ性の美人の湯です。
浴槽は、温泉口から湯量豊富に流れ出て、透明なのに浴槽が茶色くなっているので、鉄の成分が入っているのかもしれません。
この温泉は、飲泉と書いてあり、蛇口を捻って紙コップで飲めます。
糖尿病に効能があると書いてあります。
硫黄のにおいと苦い味で、美味しくはありませんが、朝の空腹時に飲むのを勧めているので、慌てて飲むのをやめました。
新幹線旅で座りぱなしの足の疲れが、熱めの温泉で温まって取れました。
客室では、4つのお布団が到着時から敷いてあり、コロナへの対応でスタッフが距離をとってサービスしているのがわかります。
旅館の朝食も楽しみの一つです。
おかゆがあったり、豆乳の小さな鍋が付いていたり、旅館の朝ごはんはたくさん食べてしまいます。
ゆっくりチェックアウトして、駅近くのお店で普段使い用の松茸をお土産に買い求めました。
立派な傘が開いていない松茸は、1万円と高価でとても手が出ません。
長野独自のクーポン券も1000円分あるので、タクシーや電車、バスだけしか使えないので、上田までの電車代に使いました。
長野と言えば、蕎麦ですから、本場のそばを食べないわけにはいきません。
上田城跡公園を散策して、お昼に本場のお蕎麦を食べて帰りましょう。
上田城は真田氏の居城であり、その紋章の六文銭が何かユニークな気がします。
公園内には、博物館や櫓資料館や真田神社があり、お参りして勝負運を授かりたいものです。
公園の向かいには、人気のお蕎麦屋さんがあり、昼食時はとても混んでいました。
手打ち蕎麦は、ツルツルとして細めの手切りですから、喉越しがよくくるみたれもあって、本場のお蕎麦は本当に美味しかったです。
上田城の他には、見るところもあまり無いので、帰路に着くことにしました。
この旅の第一の目的の松茸を食し大満足で、温泉も温まり疲れを癒し、第二の目的のお蕎麦も美味しく食べることができたので、満足度100%の旅行でした。
箱根金時荘にお泊まりいただくお客様にも、満足いただけるようにおもてなしのサービス精神で、仕事をしていくことができるでしょう。
来年も松茸食べに行こうと決めたのでした。