鬼怒川温泉の日帰り入浴施設を巡ってきました
2023年の幕開けは、晴天続きで気温も寒すぎる事なく順調に過ごしています。
先週末の大風で、テレビのアンテナが折れたり、雨どいが破損したり、年末年始の満室が終了するまで、動いてくださいと願っていたボイラーがその期限がすぎたらパタンと止まりました。
お役目ご苦労様です、ありがとうございました。
設備屋さんに即新品取り替えの依頼しました。
今月末のお客様までには、設置終了の予定です。
それまでのお客様には、寒くないように炬燵やエアコンでガンガン温めていますが、ご迷惑をおかけしています。
1月のお休みを利用して、思い立ったら吉日の一人旅に行ってきました。
目的地は鬼怒川温泉で、一人旅で宿泊先をとるのに擦ったもんだの珍道中を展開しての一人旅です。
鬼怒川プラザホテルに宿をとり、翌朝、温泉無料入浴の提携しているホテル大滝の共同浴場へ朝食後の散歩を兼ねて歩いて行きました。
あさ8時前の外気は冷たいですが、シャキッと身が引き締まり、散策ではなくスタスタ早足になります。
鬼怒川温泉は以前は営業していただろうホテルの廃屋があちこちに立ったままで、コロナ禍のここ2〜3年のことではない古さです。
各ホテルへの従業員の通勤の自家用車が駐車場に入る時間らしく、狭い道を行き来しています。
途中にこんな階段を発見しました。
フロントでもらった地図を片手に歩くこと13分でホテル大滝に到着しました。
ホテル大滝のフロントで館内案内を受けて、迷路のように歩いて大浴場に辿り着くと、誰もいないので暖房もついていない更衣室は寒いですが、浴室内を見ると、透明な温泉とその向こうの露天風呂が綺麗なので、早くあったまろうと思いました。
洗い場は6箇所あり、シャワーは新しくピカピカで、すぐに熱いお湯が出ました。
昨夜のホテルでのシャワーの低温のためシャンプーしなかったので、ここでシャンプーすることにしました。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープが設置してあり、内湯の温度は42度くらいのちょうど良い温度です。
露天風呂はそれよりぬるいですが、外気の冷たさのせいで、横を流れる小川の小さな滝のせせらぎが心地よかったです。
更衣室の洗面台とドライヤーは2台ありますので、また歩いて戻るのですから、きちんと髪を乾かしましょう。
ホテル大滝のフロントには、登山スタイルのお客様がこれから出発するところでした。
主に素泊まりらしく、需要に応じた色々なタイプのホテルがあるのです。
さて、宿泊の鬼怒川プラザホテルに戻り、今日予定の日帰り温泉のオープン時間に合わせてチェックアウトして、鬼怒川駅までのダイヤルバスの予約を頼み、バスを待ちます。
このような送迎シャトルバスは、箱根湯本温泉にもありまして、コースも色々あり各旅館ホテルへお客様を送迎してくれます。
箱根の場合は、箱根湯本駅前に発着所がありますから、分からないことは、駅員さんなどにどしどし聞くことが、問題解決の早道だと実感いたしました。
鬼怒川温泉駅から1つお隣の鬼怒川公園駅に行くために電車に乗ろうと思うと、下り電車は10時台に28分が1本しかありません。
田舎比べをしたら、箱根と鬼怒川では、鬼怒川の圧勝です。
箱根登山電車でさえ、早朝や夜時間帯を除き、1時間に1本はありえないことです。
2〜3の日帰り温泉を巡る旅は、時刻表に沿って綿密にスケジュールを立てて行動しないと、長くホームのベンチに座って待たないといけません。
ならば、バスはどうでしょうか、ダメです、バスはもっと時間があいて、午前午後に数本という具合です。
地元の方と話せば、「若い人は車が絶対必要で、年寄りは電車の時間に合わせて生活しているから別に不便と感じない」と話していました。
その通りで、箱根でも車のない生活は考えられないです、箱根登山電車やバスの時刻表は鬼怒川より何本もありますが、地元民の足は車でした。
レンタカーがあればよかったなと思いました。
学習したので、鬼怒川公園駅では次に移動するための電車の時刻を確認して、5分ほど歩いて鬼怒川公園岩風呂に日帰り温泉に入りに行きます。
近くには保育園や学校があり、広い公園内にあります。
駐車場には多く駐車していて、ホテル大滝で登山のお客様を見たことから、登山者やハイキングのお客様の利用が多いのかと思いましたが、オープン間際のこの時間はご近所の皆様の来館が多く「2月いっぱいホテルのパートの仕事がない」とか世間話の花を咲かせていました。
玄関で入浴料は券売機で700円です。
更衣室には100円が戻ってくるタイプのロッカーがあり、洗面台は2台で、ドライヤーは100円の有料でした。
浴室は、大きな四角の内湯があり、少しぬるめですが手足を伸ばしてゆっくり入れました。
露天風呂は岩風呂で、5〜6人が入れるほど広くて、お天気も良いのでとても気持ち良いです。
係員が各浴槽の温泉温度の測定をして、更衣室に書き出していました。
大体40度から42度の設定にしているみたいです。
鬼怒川温泉は源泉自体の温度が低いみたいで、加温をして入れる温度にあげていると思いました。
日帰り温泉巡りをするなら、できれば他種多様な泉質の温泉に入りたいものです。
透明温泉は綺麗ですが、少しの濁りや白濁、アルカリ性に弱酸性とか、わが箱根温泉は箱根17湯温泉ですから、バラエティに富んでいてとても楽しみの多い温泉なのだと、他所に来て再認識するのでした。
さあ次に予定を立てたのは、上り線に乗って、2つ目の東武ワールドスクエア駅で下車して徒歩で10分の日帰り温泉に向かいます。
東武ワールドスクエア駅は無人駅みたいで、時刻表と睨めっこして乗り遅れないように温泉に入って来ましょう。
仁王尊プラザホテルの日帰り温泉は、舟の湯船が写真などに乗ってますが、フロントで700円を支払い、お庭を通ったら仁王像が一対立っていました。
別名金運の湯とか子宝の湯として親しまれているようです。
内湯の方には更衣室があり、露天風呂は離れているので、着衣して入り直さなければいけません。
舟のお風呂はまだ温泉を入れているさい中なので、写真に撮らせてもらいました。
実際にライン下りに使われていた遊覧船のお風呂は、屋根はありますが、川を見下ろせてライン下りをしながら温泉に入っているというイメージなのでしょう。
ここの泉質は、アルカリ性単純硫黄温泉で、pHは、9,6でした。
泉質、pHと同一ではなく、少しの違いがあることがわかりました。
乗り遅れることなく、上りの電車に乗り、お土産購入のために下今市駅下車します。
下今市駅にはSLが運行していて、この時期は1日1往復みたいで、SL記念館もありました。
鬼怒川は栃木県ということで、お土産として日光名物の甚五郎煎餅をどうしても買いたいのです。
鬼怒川温泉駅周辺では見かけなかったので、甚五郎煎餅の石田屋さんに電話して、下今市の道の駅で購入できると知り、下車後徒歩10分で道の駅に行きました。
道の駅には、郷土のスターであります船村徹の記念館もありました。
道の駅には、お土産類は豊富にありますし、産直野菜もたくさんありますが、手は2本しかありませんから、持ち帰れるだけで我慢しました。
あとは浅草行きの特急電車に乗るだけです。
ところが、本数の少ない時刻表です、30分も待たないといけません。
そこで、お惣菜屋さんでイートインできるお店を駅近に発見しました。
バイキング形式でお皿に盛ったグラムで精算します、700円でおかずと味噌汁とおむすびが食べられたのです。
携帯の充電もさせてもらいました。
美味しそうな駅弁もなかったので、20分でお腹を満たして過ごせるお店があったことに感謝です。
1日目と2日目では、時間を有効に使うことや要領を得てきたので、一人旅をとても満足して鬼怒川を後にできました。
指定席に乗り込んだ時には自分に「お疲れ様でした、よくできました」と花丸をあげました。
これが思い立ったが吉日鬼怒川温泉一人旅の顛末です。
最後に、帰宅して、箱根金時荘の大涌谷の掛け流し白い濁り湯にざぶんと入って一言、「うちの温泉が一番だ」としみじみ呟いたのでした。