強羅温泉 <太陽山荘> 大涌谷からの掛け流しの白い濁り湯に駅近く便利に入れます。
強羅(ごうら)温泉のある強羅駅は、箱根湯本駅から登山電車に乗って30分で到着する終着駅です。
強羅の駅に降りますと、こんな楽しげなショップがあります。
ホットドッグとシェイクのお店ですので、小腹が空いたらイートインで食べられます。
駅前はロータリーになっていて、タクシーが並んでお客様を待っていますし、旅館案内所では、予約なしでも予算や条件にあった宿泊施設を案内してくれます。
その先へ強羅公園へと続く坂は、強羅銀座と言えるのか、蕎麦屋さん、カフェ、洋食屋さんなど集まっています。
坂をずんずん登って正面に「強羅公園」に到着します。
「強羅公園」は大正3年に開園して、大正8年に登山電車が湯本ー強羅間の運行を開始した事により、明治時代の半ばにすでに強羅温泉を形成していたので湯治客を増員に寄与しています。
園内は花が満載で、これからの季節はローズガーデンが見どころです。
園の中央にある噴水池は、日本初のフランス式整型庭園の真ん中で夏季にはライトアップして夜景が綺麗です。
ガラス細工や陶芸を体験して作品を製作できるクラフトハウスもありますので、体験型の思い出作りが好きな人にお勧めです。
一周して外へ出て太陽山荘に向かいます。
ケーブルカーのガードをくぐって坂道を下ると、渡り廊下の赤い欄干が印象的な和風建築の建物が現れます。
登録有形文化財の建物に立ち寄りできるのも、女将の花好きから敷地一杯の花が出迎えてくれるのも、とても嬉しいですし気持ち良い物です。
まず右手の玄関を入り、入浴料金大人は1100円、子供は700円を支払い荷物はロッカーがありますのから、預けられます。
左側が温泉棟ですからそちらへ入ります。
女湯は、木造りの落ち着いた雰囲気で、白い濁り湯は底が見えないで不安ですが、手すりがついているので安心です。
カランは4個ありまして、シャンプー、リンス、ボディソープは大型のブランド品がドカンと設置してあるので、とても匂いが好みです。
四角い檜の湯船に入ると、白い濁り湯が肌にまとって、サラッとつるっとします。
大涌谷の掛け流しは、私の運営します箱根金時荘と同じですから、馴染みのある入りぐあいなのですが、浴槽の素材が違えば、温泉もどこか違う泉質のように感じます。
檜の香りがプラスアルファなのかもしれません。
恒例の泉質は、酸性 カルシウム 硫酸塩、塩化物泉でP.Hは2.1です。
更衣室には、化粧水や乳液が設置してあり、思い立って日帰り入浴しても女性の身だしなみには困らないと思います。
休憩処がありますのでゆっくり休んで、通りに出ると、新緑の大文字山が正面にドーンと私を見下ろしている感じが圧巻で、夏祭りの大文字焼きをここから見物できたら、きっと迫力あるだろうなと思いました。
強羅駅へはダラダラと坂を下りながら、温泉の余韻を楽しんで次の目的地へといってらっしゃい。