強羅温泉 <強羅館> 寝湯でまどろみ、疲れ癒す濁り湯の駅近温泉

強羅(ごうら)は、箱根登山電車の終着駅です。

箱根湯本駅から、電車で40分で到着します。

強羅の地名の由来とは、大きな石がゴロゴロした景観から、ゴロゴロがなまってゴーラになったとか。

強羅の地盤は非常に固く、亀の甲羅のようであることから、甲羅がなまってゴウラになったとか。

諸説伝えられていますが、どれも強羅の地盤が固く、岩が多い地形の特徴を表しています。

強羅は、坂と温泉の街です。

大の字が浮き出された山、大文字山を正面に仰ぎ見て、毎年8月16日の「強羅夏祭り大文字焼き」が雄大に荘厳に執り行われます。

強羅駅から、歩いて3分で、旅館の強羅館に到着します。

箱根 強羅

玄関前には広い駐車場があり、緑と木を多く使った建物は、とても落ち着く感じです。

箱根 強羅

玄関を入ると、靴箱に靴を入れて、その鍵は自分で持って、入浴料を1000円で、持ち帰れるタオルがついています。

案内されて、女子風呂に向かいます。

更衣室に入ると、棚には12個のカゴがあります。

今回も貸切状態で申し訳ありませんが、なんか、嬉しいです。

浴室に入ると、カランは3個でシャンプー、コンディショナー、ボディソープが設置してあります。

浴槽は大きな四角いツルツル御影石風で、白い濁り湯は大涌谷からと、早雲山からの温泉のブレンドです。

なので、濁り湯なのに、滑らかさも併せ持って、柔らかな温泉です。

大きな四角いお風呂は、真ん中から左側がなだらかなスロープになっていて、ゴロンと寝ながら入れます。

仰向けだと、お湯がかからないので、うつ伏せになると、お腹の下にお湯が入って、うとうと寝ながら入れます。

これも貸切状態だから、人目を気にせずにできることです。

私の運営する箱根金時荘の温泉も大涌谷温泉の掛け流しの白い濁り湯ですから、少し硫黄臭い匂いも同じです。

少し入っているだけで、汗がじんわり額に伝います。

とても、気持ち良かったです。

泉質は、酸性、ナトリウム.カルシウムー塩化物.硫酸塩温泉で、pHは、2.5で、温度は、41.5℃でした。

じんわりと温まる温度でした。

更衣室には、2つの洗面台と仕切られたドライヤーのドレッサーが2台あるので、独立していて良かったです。

もう一つの良いところは、無料のマッサージチェアが設置してあるので、ゆっくり、もみほぐしてもらいました。

強羅 箱根
強羅 箱根

大きな窓から景色を見ながら、飲み物やお食事もできるみたいです。

鏡のように光った廊下は、歩いていても気持ちがいいです。

外へ出て、強羅駅近くのお土産物屋の中村屋さんを覗いて、この時期にいつもある、アジサイのおまんじゅうを探しましたが、今年は売っていませんでした。

お土産 強羅
かまぼこ箱根

なので、おまんじゅうでなく、お土産には、子供がきっと面白がるこんなかまぼこはいかがですか。

夏を前に、強羅の駅前の商店街もひっそりとしています。早いコロナの収束を願い、活気ある駅前になることを望みます。