宮の下温泉 <月廼屋> 滝のように源泉流るる半露天風呂のなめらか温泉

宮の下は、歴史的な建造物のリゾートホテルである富士屋ホテルのある地区で、箱根の「へそ」のような温泉場です。

芦ノ湖へ続く道と、仙石原へ続く道が交差する交通の便利な要所です。

そんな宮の下へは、箱根湯本駅から登山電車では35分で着きますし、また、バスを使うなら、月廼屋(つきのや)へ行くのには、箱根町港、元箱根港行きのバスで神社下で下車します。

宮の下でも少し中心から離れた細い道を入ったところなので、ウオーキングがてら、歩いて探し当てるのも運動になると思います。

箱根 宮の下

古くてこじんまりとした和風の旅館で、月廼屋(つきのや)となかなか読めないでいました。

箱根 宮の下

玄関を入ると、吊るし雛がいくつも飾られて、東北地方との友好からこのような飾りをしといるそうです。

入浴料は貸切使用で1000円を支払い、女子浴室に案内してくれました。

更衣室に入ると、貸切なので鍵をかけてくださいと言われて、鍵をかけて入ります。

広さは、4人くらいでいっぱいになるくらいの広さで、棚には8個くらいカゴが置いてあります。

洗面台は2個ありまして、ヘルスメーターと扇風機の壁掛けタイプがありました。

浴室に入ります。

思わず、わーと声を出してしまいました。

なぜなら、露天風呂のように、大きな岩が3個も連なって、その間を縫って滝のように温泉が流れ出ているからです。

温泉は、透明で無味無臭ですが、岩の豪快さが目を圧迫します。

カランは4個あります。シャンプー、ボディソープも設置されています。

浴槽に入ります。

なめらかなお湯で、41℃くらいのちょうどいい熱さです。

何より柔らかく、なめらかなので、手足伸ばして泳ぎたくなります。

泉質は、単純温泉の弱アルカリ性で、pHは、8.1でした。

髪を洗うわけでもなく、ただ温泉に入って、出て、を何回か繰り返して、浴室を出ます。

汗がじんわり、とても気持ちよく、ただ椅子が1つもないので、靴下を履くのに少し不便でした。スツールでもあれば、ドライヤーを使うのに楽だろうと思いました。

更衣室を出て、帰ろうと玄関に出ると、人懐こい女将さんがお土産をくださいました。

宮の下 箱根

お守りでしょうか、さるぼぼというもので、厄がさる、コロナがさる、難がさる等、日帰り温泉に来て、大吉をいただいたような嬉しさです。

今までにお邪魔した日帰り温泉の旅館の女将さんたちは、どなたも皆、フレンドリーで笑顔で、ホスピタリティも素晴らしいです。

同じ箱根で、旅館の名前と場所だけ知っていて、お風呂に入れていただいて、お風呂の様子や、温泉の種類、いろいろ勉強になりますから、いよいよ残りわずかになってきましたが、箱根17湯入浴体験はまだ続きます。