強羅温泉 <吉浜> 早雲山からの温泉と北投石で作るまろやかな温泉
新緑の爽やかな季節になりました。
山歩きをするにはピッタリの季節で、自然の花はいろんな花が咲いています。
金時山(きんときやま)、大文字山(だいもんじやま)、浅間山(せんげんやま)、箱根にはハイキングコースがたくさんありますが、私はもう山登りをできる筋肉がないので近所の道路を歩いているだけです。
私の住む早雲山(そううんざん)海抜767mから強羅(ごうら)海抜553mなのでズンズン坂を日帰り温泉のある強羅まで1kmほど下って行って見ようと思います。
ここから坂道を降りてゆきます。
歩いていますと山ふじが白や紫の花が咲いていますし、ヤマアジサイは多分例年より早く咲き始めているみたいです。
この坂をずーと降りて行き、正面の大文字山が今は目の高さに見えますがそのうちに見上げるようになります。
シャクヤクと青い瓦屋根の建物は思わず見とれてしまいますし、爽やかな風が流れているが写真では感じないのが残念です。
途中に夏は苔の庭、秋は紅葉の庭園で有名な箱根美術館を通り、埴輪や古代の日本の焼物等が展示されているので、庭園も素晴らしいですが、古伊万里とか興味のある人には静かで良い時を過ごせると思います。
早雲山の坂の上からゆっくり歩くこと20分で強羅に到着です。
歩いて程よく汗をかいたので、目的の「吉浜」の日帰り温泉に行きます。
強羅駅から3分、お土産物屋さんの横の坂を登れば其処です。
入り口で大人850円、子供400円、支払いまして案内されるまま、熱かったら水道の水での薄め方などの指導を受けて入ります。
更衣室には、カゴの入った棚が12人分あり、洗面台は二台でドライヤーは2機あります。
椅子は4脚あって、何より、足の裏を乗せての振動マッサージャーがあったので、入浴後に絶対試そうと思いました。
浴室に入ります。
窓が閉め切りなのか、湯気でモーモーすごいです。
長四角の浴槽になみなみとした透明の温泉に入ると、柔らかい肌触りの感触です。
温度は41.5℃なので、指導を受けた水入れは必要ありませんでした。
面白いのは、温泉注入口に竹を半割りにして、雨樋のように温泉を半分浴槽の外に逃がして温度調節しています。
私の運営します箱根金時荘では、塩ビのパイプでその仕組みをしています。
せっかくの温度ですが、こっそり半割のたけをずらしてもっと温泉の量を増やしてあったまりました。
熱好きの私には、少しぬるく感じたので、他に入浴客が居ないので、お風呂から出るときには元通りに戻すことを忘れないように。
この温泉は、早雲山の温泉を引いていて、吉浜さん独自の「北投石」と交えることで滑らかにしているというのです。
人間は普通に低レベルの放射能を浴びているが、さらに10倍から100倍の低レベルの放射能を与えると、細胞の活性化や免疫力を高めるそうで、「北投石」が放射能を発しているらしいです。
早雲山の温泉と北投石の放射能が一緒になることで滑らかになるのでしょうか。
とりあえず、泉質は、ナトリウム 塩化物泉、P.H7.3 はイオン濃度が中性です。
匂いはあまり感じません。
浴室から出て、お楽しみにしていた足の裏マッサジャーのスイッチを入れて、椅子に座って30センチくらいの円形のバランスボールの平なやつの上に足の裏を乗せます。
バイブがブルブルズンズンふくらはぎからモモのあたりまで震えてマッサージされて、超気持ち良いです。
これいいなあ。とパンフレットを持ち帰りました。
北投石の効果かどうかはわかりませんが、とてもあったまり気持ちよかったです。
下りてきた道を今度は登りながら、見上げると今入った早雲山温泉の蒸気合成している早雲山の温泉地獄が見えます。
温泉は自然の産物、恵みなんだとしみじみ感謝しながら歩いて帰りました。