<箱根金時荘>の朝食でお出しする梅干しの作業報告
世の中は4連休が過ぎ、東京2020オリンピックが開催されました。
始まってみれば、オリンピックは連日、選手の活躍が気になり、メダルの行方にテレビの前で一喜一憂しています。
東京の緊急事態宣言で県を超えての移動を自粛ムードの中、しかしながら、夏休みですから、旅行を楽しみにお出でくださるお客様には感謝しております。
昨日今日の台風には、最近水の災害を被ってばかりで、驚異でしたが大したこともなく、安堵しております。
さて、今年の梅干し作りの経過を報告しておりますが、前回は、塩漬けの梅に重しをして、梅酢が上がってきたところまででした。
7月の半ばごろは、箱根でも連日日差しが強く、梅を干すのにはまだ土用ではなかったのですが、天気予報に雨マークはなかったので、干すことにしました。
3日3晩の土用干しと歌に歌われるように、3日以上干しました。
とにかく、去年漬けたのが、うまくいかなかったので、これ以上ないくらいに干したかったのです。
樽にしその塩漬けとともに入れて、保管します。
しその塩漬けを入れるタイミングが別のやり方もあるそうです。
それは、梅酢が上がって梅を干す前にいれて、梅に赤い色をつけてから干す方法です。
しそからの赤く色づいた梅干しが美味しそうですが、無着色梅干しは、自然な色なので、安心感があります。
梅干しには、クエン酸の酸味が唾液の分泌を促して消化吸収を良くする効能があります。
また、クエン酸の働きが疲れにくい体を作り疲労回復の効果ありとされています。
抗菌作用にも優れているので、夏には梅干しが良いとされる由縁であります。
昔の人の知恵で、夏に梅干しは欠かせないものと思います。
我が家の梅干しも、しその塩漬けの赤色がじんわりと染まっていって、程よい綺麗な梅干しになったら、成功なので、出来上がりが楽しみです。