熱海温泉の日帰り温泉は混んでいない平日がおすすめです
箱根は毎日厳しい寒さが続いています。
日本海側の豪雪による被害のニュースを知るたびに、本当にお見舞いの気持ちと、早くなんとかして下さい、雪よ止んでください、と祈るばかりです。
雪が降らないだけ、厳しい寒さなんかは、我慢しないといけません。
今回訪れた熱海は、箱根ある神奈川県とはお隣同士の隣接県です。
どちらも静岡県とか神奈川県とか、区別のつかない人も多いと思います。
箱根金時荘から熱海までは、山を越えるルートで車移動ならば、1時間を切る近さです。
海岸線の景色を楽しみながら訪れるなら、小田原まで降りて走るので、1時間20分ぐらいかかるでしょう。
熱海の日帰り温泉に入りたいとの思いで、国道1号線から箱根峠、十国峠を通って、ひたすら熱海市街地へ山を降りてゆくコースで車を走らせました。
カーブと下り坂多しですから、エンジンブレーキを使って降りていきます。
小雨の降る日だったので、箱根峠、十国峠共にすごい霧状態で、黄色のセンターラインだけを目当てに無事に熱海まで辿り着きました。
途中の十国峠のドライブインは、晴れていれば眺めが最高で、昔の十の国、伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の十国が見渡せたそうで、現在の長野から千葉まで一望できたそうな。
そんな眺望の良い峠で、眺められないのは、残念でした。
熱海の日帰り温泉を探して、日航亭大湯に行こうと思います。
家を出るときにナビに入れて走ってきたので、その案内に従い、迷うことなく、道をひたすら降って、熱海温泉の大湯の駐車場に到着しました。
駐車場の近くには、湯前神社があり温泉の神様と言うことで、お参りしていきましょう。
この看板を見ると、大湯の建物はきっと古いのだろうなと想像しながら建物へと進みます。
大湯の入り口です、とても歴史を感じる建物です。
個別の靴箱ではなくて、靴の棚に靴を置いて、箱の中のスリッパを自分で取って履きました。
考えてみれば、私どもの箱根金時荘も扉はありますが、靴の棚でした。
入浴料1000円を支払い、館内に入ると、休憩するところがあり、お座敷では若い男性グループが自販機で飲み物を買ったり、持ち込みのお菓子などで団欒していました。
男湯、女湯は日替わりするようですが、今日の女湯は渡り廊下の先にありました。
暖簾をくぐって更衣室に入ると、意外に広くて、コインロッカー(100円が戻ってこない)は26個、カゴの棚は22個のカゴが使えます。
椅子や縁台もあるので、お年寄りや着替えに座って出来るので便利です。
更衣室から、露天風呂への扉と内湯の扉がありますが、まずは内湯に入ります。
ちょうどお昼時間ですが、お客さんは3人だけなので、とても空いていて広々感じます。
浴槽のお湯に触った感じは、42度くらいあり、ぬるさを感じないので、私好みの温度です。
透明で少しトロミ感があり、美肌の湯がもつしっとりなお湯です。
何気なく舐めてみたら、塩っぽい味でした。
泉質は、ナトリウム、カルシウム、塩化物泉で、pHは8.7ですから、弱アルカリの美肌の湯に間違いなしです。
温泉が湯船に流れ入るところを触ったら、とても熱くて火傷をするくらいでした。
ちゃんと壁に注意書きがあり、源泉は98℃なので触ってはいけなかったのです。
でも、どこの日帰り温泉に行っても、無意識に注入口から溢れる温泉に触ってしまいますよね。
これは、温泉あるあるだと思います。
でも火傷するようなこんな高温の温泉もあるのだと思いました。
だから、少し入っているだけでも汗が出て、とても温まります。
洗い場は内湯には8個のカランと露天には2個のカランがそれぞれあり、リンスインシャンプーとボディソープが設置してあります。
さて露天風呂は、屋根付きですが風が冬は寒いでしょうが、熱海ですから、寒さは感じませんでした。
箱根峠で霧の中、峠を越えて熱海に入ったら、綺麗な晴天で、露天風呂に入るのに晴れてとても気持ち良いです。
露天風呂も同じ透明トロリ感の温泉ですし、長方形の石のタイルで、広々していてずっと入っていたくなります。
入浴後のほんわかさと、体の芯からほとばしる熱量が半端なく、冬でもこのあと上着も着ないで散策したくなります。
熱海温泉に入ってみたら、透明で少し塩っぽい源泉超高温のあったまる温泉だとわかりました。
自宅からナビを頼りに車で大湯まで直行したので、熱海駅の周辺を見ていないので本当の賑わいはわかりませんが、大湯周辺の銀座通りは水曜のためか、シャッター通りでとても閑散としています。
人気の熱海プリンの店舗は、店内は人が詰めていましたが、昭和レトロな純喫茶を丁度向かいに見つけたので、そちらたに入りました。
昭和レトロ満載で、インベーダーゲームのテーブルもあり、パフェやプリンアラモードの類がショーウィンドウにはてんこ盛りに陳列してあります。
ボリューム凄そうですが、フルーツホットケーキとコーヒーなんて注文してみます。
今風のカフェじゃない喫茶店はサンドウィッチやナポリタンなど、王道のメニューでお客様のニーズに答えるというよりも、昭和レトロ好きなお客が探して入って見るお店なのでした。
さて熱海海岸の方まで歩くと、熱海城が丘の上に見えます。
海を見れば、クルーザーのマリーナが広がり夏までの出番をじっと待っている感じです。
箱根に近く、海があり温泉がある熱海は、温暖な気候は居住に良い土地だろうなと想像します。
箱根の特に冬は寒い、標高780メートルの土地の住んでいる者にとっては熱海は天国ですが、箱根は夏は涼しいので、それぞれ良いところを利用して温泉入り巡りを楽しむのがよろしいと思いました。
熱海の透明で温まる温泉も最高。
箱根大涌谷のかけ流し白い濁り湯もまた最高です。