東京の健康ランドが閉館する前に行ってきました
早いもので一年の折り返し月も半分過ぎました。
梅雨いりした箱根は、雨降れば肌寒くなり、お客様によっては眠る時に毛布をお使いになる方もいらっしゃいます。
箱根は山ですから、晴れた日中は蒸し暑いと感じていても、朝方はひんやりしています。
梅雨を彩るあじさいの花は、箱根の玄関の箱根湯本付近から満開になり、今は箱根山の中腹の大平台あたりも、綺麗な色付きはじめて見頃になっているようです。
箱根金時荘のあります早雲山は、標高が高いのでまだ花も蕾です。
庭のあじさいはまだこんな感じです。
箱根登山電車に乗れば、あじさいライトアップして車窓から見ることができるので、雨でも晴れでも情緒あるあじさい電車の観光ができます。
本格的な夏の到来の前に、日帰り温泉を楽しむに当たり「健康ランド」と名のつく銭湯の探索に行ってきました。
健康ランドの意味を調べてみると、温泉や岩盤浴、ジェットバス、露天風呂、薬湯、打たせ湯、サウナなど多種の浴槽のほかに、食堂やカラオケ、ゲームコーナー、マッサージ、休憩室などを有する大規模な公衆浴場であるそうです。
スーパー銭湯とどこが違うのかというと、健康ランドよりも低料金で設備を少なくした中規模な公衆浴場のことなのです。
今回探したのは、9月3日で閉館になってしまう東京健康ランドまねきの湯です。
昭和の終わりから37年の営業を続けてきましたが、エネルギー原価高騰と諸般の事情により、閉館に至るそうです。
東京健康ランドまねきの湯は、江戸川区船堀にあります。
無料の送迎バスがJR新小岩駅または東京メトロ東西線西葛西駅と往復しています。
西葛西駅から乗車できる送迎バスにのって行きます。
こんなマイクロバスに乗って行きます。
まねきの湯ですから、やはり猫が目印の健康ランドなのです。
更衣室の入り口には、温泉の成分や効能が書いてあり、親切です。ナトリウム、カルシウム、炭酸水素、メタケイ酸など、美人の湯の要素を満たしています。
pHは8、4の弱酸性です。
更衣室に入ると、ロッカーがたくさんあり、施設の大型化に頷けます。
洗面台は2つなのに、ドライヤーが12個もあるのも驚きでした。
浴室に入ると、中央にビーナス像のような美術室にあるような石像のたつ浴槽は、オープン時の時代や流行りを想像させるインテリアだと思いました。
多様なお風呂があり、初めて知ったのが36度に設定されて「不感温度温泉」は冷たくも熱くも感じないので、不感温度ということで、体に負担をかけないので、血圧、脈拍が下がるらしいです。
超ぬるい湯に使っている感じです。
月がわりの湯は、薬草の健康湯で、しょうがが入っているらしく、後でポカポカしてくるそうです。
しろく濁ったシルク風呂は、肌にまとわり着いて滑らかになりました。
座ってジェットバスの水圧やジェットが骨子や足のこりをほぐします。
檜ぶろは炭酸湯ですから、シャンパンのような気泡が、身体中にまとわり着いて、血行をよくするので、滑らかな肌触りです。
露天風呂は、岩で出来た浴槽で竹の塀に囲まれて、外気が気持ちよく、屋根もあるので、小雨暗いなら濡れずに入れます。
サウナが広いのに、貸切のように一人で入っていられたのは、嬉しい限りです。
サウナは高温サウナと低温サウナがあるなんて、しかも広いです。
多種多様なお風呂があり、楽しみ方も色色で、女性には、パウダールームで、鏡にライトがついて綺麗にメイクができる専用室は、湯上がりの身だしなみを整えるのには有難いです。
リラックスルームも女性専用がある事は、よりリラックスできそうです。
料金の支払いは、入館時にもらったリストバンドによって支払い、お食事や飲み物などもそれによって支払います。
観光ランドは、長時間滞在する人が多いのか、料金も高めです。
タオルセット、館内着がついていますが、入湯税と燃料調整料金がプラスされて、2600円かかります。
こんなに至れり尽くせりですが、エネルギーの高騰などの理由で、9月には閉館となります。
とても残念で、いつも楽しみに通って来感している高齢のお友達同士が、ここが閉まったら、どこに行こうか、あそこに行こうと、話していました。
通いなれた楽しくて、憩える場所が無くなってしまうのは、本当に寂しいです。
帰りは、無料送迎バスで帰ることにしますが、来館するには、西葛西駅からきましたが、帰りはバス時間がちょうど良い新小岩駅行きに乗ることにします。
川堤防が高くて川の水面が見えないけれど川沿の道を走っていると、大魔神の像が見えました。
周りにたくさんの人が行き来しています。
ここは何だろうと思っていたら、江戸川競艇場でした。
健康ランドの周辺を事前に調べていたら、ボートレースの模様や競艇場内がどのようになっているのか、見たかったなあと残念な思いを持ちつつ新小岩に到着するのでした。
健康ランドとスーパー銭湯の違いを調べながら、多種多様なお風呂を見てきました。
駅前から遠くて少し不便でしたが、お風呂がオアシスであるのはいつも感じることなので、お風呂に入れば、疲れは飛んでいきます。
次はどんな温泉に行こうかと考えてしまうのでした。