長寿の神様<本還寺>寿老人と<駒形神社>毘沙門天とはどんな神様でしょう
箱根七福神めぐりもあと4社になりました。
布袋尊と恵比寿神という福の神々を参詣してなんか身体中に福が満ち満ちた後は、箱根町港行きのバスが都合よくなかったら、のんびり歩いていくのも良いかと思います。
箱根駅伝競走では、選手たちが最後の力を出して踏ん張って走るラストスパートの区間です。
江戸時代からの杉並木と平行して湖を右手にして歩くのです。
途中、箱根関所があり、入場料は500円で、江戸時代にタイムスリップしたようで面白いです。
そのまま歩いて、箱根町の交差点を左に曲がると寿老人の赤い旗が見えるところが本還寺です。
本還寺は、元和年間の箱根宿が開設せれた時に創建された、浄土宗芝増上寺の法流を汲む寺院だそうです。
寿老人は、その名が示すように長寿、延命の神で、お参りすることで、自分のことよりもまずは94才の母の更なる長寿をお願いするのでした。
ここでは、200円を賽銭箱に入れて自分で御朱印を押す、セルフのスタンプなので少し戸惑いますが、楽しかったです。
門を出て、先程の交差点を左にいくと小さな交差点を右に曲がって、住宅地を真っ直ぐに進むと、赤い旗が立っているのでそこが次の目的地です。
うっそうとした木立の中に赤い鳥居が、鎮守の森の神様みたいでパワーを感じます。
どう見ても、人の気配がないのでここもセルフのスタンプラリーかなと思いましたら、やはりセルフでした。
毘沙門天は、武将の姿で邪鬼を踏みつけ、信仰あるものに実行力と勇気を与えて、融通招福の神として参詣されています。
同じ敷地内には、犬塚神社があり、江戸時代に箱根宿を建設する時に狼により人足が被害を受けたのを2匹の唐犬が守り、無事宿場完成にこぎつけたことから、ここに埋葬して崇めたと書いてあります。
立て札ひとつ読んでも、元和四年(1618)とか書いてあってずっと歴史が脈々と続いているのが分かって興味が湧きます。
箱根に住んでいながら、七福神めぐりをしなければ、知ることもなかった寺院の数々を回って、長寿と勇気をいっぱいもらって次の福へとつないでいきます。