<箱根金時荘>でお出しする夕食献立の秘密を探る

熱海、箱根を襲った大雨は深刻な被害をもたらし、とりわけ土石流の猛威は大雨の恐ろしさを見せつけました。

箱根の降雨量の数値に驚きながら、台風19号での登山電車が運休に追い込まれた箱根の被災を思い出し、もうあんな思いは二度と嫌だと思っていたのに、自然は容赦してくれないのですね。

悪天候に重ねて、道路の規制などで、お客様のキャンセルに伴い、仕込みのお献立を片付けるべく、夕食をお客様になりきって、試食することにしました。

献立 箱根

これが夕食です、あと茶蕎麦とお吸い物がつきますが、今日は省略します。

まず陶板の蓋したままでコンロに火を点けて、この中でまず口に入れるのは、ビールの口なら、ホイルからか、もずくの乗ってる酢の物でしょうか。

前菜ですから、酢の物からいただきますと、きゅうりが少し塩が効きすぎていて、赤バツチェック入りますが、もずくの酢加減がちょうどよくてまろやかで、さすが沖縄のもずくだけのことはあると思いました。

献立 魚

魚料理は、ホイルの蒸し物で、白身のカレイがキノコや野菜の下に隠れていて、ポン酢がかかっています、さっぱりとして、美味しいけれど、反省点は、もう少し、味のインパクトが必要かと、新たな決め手を探しましょう。

煮物 献立

続いて煮物です、煮物は私が調理していますが、甘党のせいか、味が濃くなりすぎないように気をつけていますが、昆布と鰹節からの出汁をしっかりとってます、鶏ひき肉の茶巾は、胸ひきとモモひきを6:4で合わせているこだわりがあり、中に混ぜる緑色はアスパラの太いところだったり、枝豆だったりします。

豚肉 献立

陶板に火をつけてから5分たって蓋を取った状態です。まだまだです。

まぐろ 献立

その間に、マグロを食べましょう、魚屋さんが沼津の市場から仕入れるまぐろで、その時々で、色やサイズが違うことをご了承ください。今日のはとても色も味も良いです。

15分経過したら、陶板から湯気が出て、ちょうど焼けてきました。

豚肉 台の物

夕食献立のメインの豚肉は、やまゆりポークか箱根山麓豚のどちらかで、脂身がしつこく無いところが美味しいです。もやしも柔らかくなってタレにつけて食べます。

白飯 献立

焼肉のたれについては、特にこだわりがなく、中辛タイプで、玉ねぎ、ピーマン、パプリカをご飯にシミつけて食べると、お漬物も食べるし、お腹がいっぱいになります。

最初の写真をみたときは物足りなさを感じたのに、食事の終盤に来ると、満腹になって来るものだと思いました。

お酒類を飲まれる方には、特別料理の舟盛りなどをつまみとして予約してください。

まだデザートがありますよ。

今日は果物で、メロン片とパインとバナナですが、お子様が多い時は、ゼリーやかんてんを寄せたりします。

ご飯の時にはお吸い物が出ますので、早く持ってきてとか、お酒の後にしてとか、ご飯はお替わりくださいとか、なんでも遠慮しないでお伝えください。

献立 夕食

完食です。

すごーくでもないですが、普通に美味しかった<箱根金時荘>の夕食でした。

お客様に気に入ってもらえますように、もっとみんなで話あって、美味しいものをお出しするようにいたします。

季節により、素材や献立が少し変わりますが、こんなお献立の温泉民宿ですが、良かったらどうぞ泊まりに来て下さい。