温泉に入って新鮮なお刺身を食べる幸せ
大型台風が日本列島を横断して行きました。
毎週末の連休めがけて、台風が上陸してこのところ晴れの日を見ていません。
次の秋分の日の連休の天気予報も、あまり良くないみたいです。
雨では、箱根を観光するところを考えてしまい、お客さまからも、どこに行けば良いでしょうと質問されます。
その点では、箱根は美術館が多いので、芸術に触れる機会として、色々な美術館をお勧めします。
食べることに興味がおありの方には、箱根を少し降りて、蒲鉾で有名な鈴廣の蒲鉾博物館で蒲鉾やちくわの手作り体験をするのはどうでしょうと提案いたします。
まだ蒲鉾作りを体験したことはないのですが、ぜひ試してみたいものです。
箱根金時荘では、夕飯のお食事をより充実したいとご希望のお客様には、予約時に特別料理のご予約もお受けしております。
ちなみに先日の敬老の日に、我が家の老人にも感謝の意を以って舟盛りを注文して家族でいただきました。
頭付きの魚は、クロダイで薔薇の花のように盛り付けてあります。
貝類が多くて、赤貝、青柳、ホッキ貝がコリコリ歯ごたえも新鮮で美味しいです。
マグロの中トロがメインのように盛られて、手前のシマアジは脂が乗っているのに歯応えがコリコリと食べ応えがあります。
舟盛りは出入りのお魚屋さんにお任せで、旬のお魚で作ってもらうのですが、2名でご注文の場合は、量よりも質を重視してくださいとお願いします。
ですから、その時々でどんな舟盛りがテーブルの上に置かれるのか、楽しみです。
お酒やビールなどお好きなお客様は、酒の肴がもっと欲しくなるので、試してみてはいかがですか。
カレンダーを見ると9月中旬はお彼岸です。
お彼岸というと、春と秋の年2回はいつもおはぎを作ります。
小豆を茹でて、お砂糖を加えて練って練ってずっと鍋をかき回して押すように練るのです。
鍋底がモーゼの十戒のナイル川に一筋の道ができるように見えれば、あんこは完成です。
大きな鍋2個分作ったら、こんなに照りが出て、3kgの小豆に砂糖が4kg入っていますから、甘いです。
おはぎ作りには、94歳の母が活躍いたします。
こんな風に布巾にあんこを伸ばして、握った餅米のご飯を乗せて、包んでいきます。
これは、おばあさんの手がうまくあんこの厚みも均一におはぎへと完成させて行きます。
先ず最初の1個を仏壇のご先祖様にお供えして、ご近所や親しい方達へお配りしますのが、毎年2回の恒例となりました。
売り物ではありませんから、果たして皆様に美味しく食べていただけるのか、おばあさんと私の舌が決めたあんこの今年の味ですから。
母は、これが最後のおはぎ作りと、今年も言いながら作り終えました。
ご苦労様でした。
きっと来春のお彼岸にもそう言ってつくることでしょう。
台風が去っても、晴れることなく急に寒くなり、秋へと一足飛びに季節が移りました。
金時荘の特別注文のお刺身の舟盛りの話から、おはぎの話と飛んでしまいましたが、秋晴れを心待ちにして、箱根の良いところいろいろ探してお伝えしていこうと思います。
大涌谷の白い濁り湯温泉にどうぞ入りにきてください。