強羅温泉 <ホテル 楽々花ららか>大文字山がどーんと正面に、2種の混合温泉を味わえるお風呂
強羅には、強羅が源泉の自家源泉を持っている旅館は数少なくて、多くは大涌谷温泉から、早雲山温泉から、そのほかの源泉というように、強羅温泉といっても種類が色々あります。
取り敢えずは、透明でとろりとした温泉か、白い濁り湯かの2択になるでしょうか。
ですが、この2種類の温泉を混合した温泉となれば、白い濁り湯でとろりとしているのは、温まり方も違うのでは、と思います。
楽々花はその条件を満たしている温泉です。
強羅駅から歩いて10分くらいです。
強羅には、健康ランドや、スパがないので、以前紹介しました町立の「老人憩いの家 やまなみ荘」は現時点では町外者の利用ができませんから、日帰り温泉を探しています。
日帰り温泉をやっているホテルや旅館を探して温泉入浴を体験しに行くのです。
ホテル 楽々花(ららか)の玄関に入ると、ロビー正面のガラスいっぱいに大文字山が見えます。
ああこちらはロビーにいながら、夏祭りの大文字焼きや花火を見るのに絶好のホテルです。
強羅からでは、大の字が大きく見えて、目の高さか見上げるようです。
私の運営する民宿の箱根金時荘では、大文字山は正面に見えますが、山を見上げることはなく、標高757mから見るのでは、大の字もいくらか小さめです。
ちなみに大文字山の標高は924mです。
フロントで入浴料を1200円支払って、レンタルのタオルとフェイスタオルのセットがついているので、持ってお風呂に向かいます。
お風呂は階下で、女性風呂の更衣室に入ります。
4つのかごの棚があり、洗面台が1つ、ドライヤーも1つ、スツールも1つ、こじんまりした婦人風呂です。
浴室のドアを開けると、うちと同じーとつぶやいてしまいました。
私の民宿と同じ形の浴槽でタイルの色も同じような色味です。円を4分の1にした形で、お湯も白い濁り湯です。
触ってみるととろりと肌にまとわりつく滑らかさが違いました。
大涌谷の温泉に、早雲山の温泉が混合されていい味を出している感じです。
泉質は、酸性ーナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩温泉、pHは2.5でした。
カランは4つあり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが設置してあります。
窓の外には丸い木造りの露天風呂があり、その横に背もたれのリラックスする椅子が置いてあります。
庭の緑と山を眺めて入れる露天風呂は、気持ちよく癒されます。
更衣室の洗面台には、化粧水や乳液の男女用があるので、貸切湯としても使われているお風呂でした。
強羅の駅から10分歩くだけですから、便利に2種類混合温泉を楽しめてお得感のある温泉でした。
ホテル、旅館さんも、コロナのこの時期でもなければ日帰り温泉を広くやっていないと思いますので、あの旅館のお風呂だけ入りたいと願う私のような者には、今はまたとないチャンスかもしれません。
梅雨前の大切な晴れ間を、民宿のお掃除に励もうと思います。