三島の日帰り温泉極楽湯から富士山が見えます
10月の最後の週末、富士山はすっかり雪化粧をしました。
芦ノ湖のほとり元箱根港の近くから、あちらに見える赤い鳥居は箱根神社で天気は快晴、富士山は砂糖をまぶしたお菓子のような雪化粧です。
昔の人は、東海道を歩いて箱根宿まできて、温泉に入り箱根権現を詣ったのです。
箱根宿の次は、三島宿です。
箱根の峠からひたすら山を下っていくと、陽暖で平らな土地の三島にたどり着きます。
三島は、三島大社の門前町として古くから栄えて、これから箱根越えを控えたものは、その安全を三島大社に祈願し、無事に箱根越えを終えたものは、三島宿で山祝いをしたと伝えられています。
昔の人は旅も命懸けなのですね。
神奈川県と静岡県を跨いでいる国道1号を、箱根芦ノ湖のほとりから、ずっと下って30分で三島にいくことができます。
途中、スカイウオークという最長の吊り橋を渡るという屋外のパークがあります。
最近では、吊り橋だけではなくて、セグウェイで走り回れるツアーや、フォレストアドベンチャーのアスレチックもあり、家族で遊べるところとなっています。
その付近に夏頃オープンしたドラゴンキャッスルは、大人のジャングルジムのイメージで、どでかい鉄骨を利用したアスレチックで、自分の体力や筋力が頼りのアクティビティを進んで制覇してゆくゲームです。
高所恐怖症で筋力体力が皆無の私には、関係のないところですが、三島のニュースポットとしてご紹介いたします。
三島の温泉は、以前竹倉温泉みなくち荘に行きましたが、箱根ほど温泉があるわけではないので、手軽に利用できる日帰り温泉の極楽湯で入浴体験をしてみようと思いました。
極楽湯は全国展開なのか、至る所でその名を見たり聞いたりします。
三島駅からは送迎バスも出ているようで、とても便利です。
平日の午後ですが駐車場がいっぱいで混んでいます。
靴を靴箱に入れて入館料を券売機で買って、フロントでリストバンドをもらいます、料金は平日大人で800円です。
リーズナブルですから、混んでいるのですね。
お昼ご飯をいただくのに、お食事処にまず入りました。
韓国メニューが推しらしく、昼からスタミナという感じです。
お腹を満たして、充分食休みしてから、浴室に向かいます。
浴室は、ロッカーの数が多いので、そんなに混雑している感じはありません。
浴室内に入りますと、洗い場のいカランが20もあるので、体を流すのも混んでいる感じがありません。
さあお風呂に入ろうと、浴槽へ行ってみて、初めて混んでいました。
大きな内湯に5人入っていると、そこに足を入れる勇気がありません。
ジャグジー風呂が2つあるけれど、そこにも空きスペースがないので、露天へ行ってみました。
お天気が良いので、気持ちよく、そこは程々に空いていました。
まず、富士見の湯は、階段を5段登る高い位置にあり、遠くに富士山の白い頭が見えました。
全体の姿は見えないですが、富士見の湯という看板に偽りはありませんでした。
次の温泉は、高濃度炭酸泉で、炭酸ガスが溶け込んだお湯のことで、血管を膨らませて、血流を良くする作用があるので、リンパの流れの促進により、むくみ解消や血管内の老廃物の排出作用が期待されるそうです。
良いことづくめです。
泉質は、アルカリ性単純温泉で美肌の湯と書かれています。
そんなに熱くない温度で、ゆっくりじっくり入ることで効き目があるようです。
そのほかに1人用の壺湯があり、寝転んで温まるうたた寝湯は、温鉱石で敷き詰められた床に仰向けに寝転んで温泉の効能を味わうのが良いそうです。
さて、内湯に戻って、シェイプアップバスでパワフルなジェットを浴びて贅肉の減少を目指したいです。
隣のジェットバスは座って体が持って行かれないように手すりにつかまりながら入ります。
電気風呂もありました。
恐々入ってみると、底流波電気が心地よい痺れを感じさせ、長く入ってはいけないのですが、痛気持ちよさが癖になりそうです。
サウナももちろんあります。
サウナ内は広いので、6、7人入れて、気持ちよく汗を流してリフレッシュできます。
洗い場には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープの3点セットが設置されているので、日帰り温泉にはタオルだけ持って行けば良いのです。
多種多様なお風呂を体験できて、とても楽しいのがこのタイプの温泉で、揉みほぐし整体、アカスリ、並んで床屋さんがあったのには驚きました。
髪を切ってからの入浴で、頭から足の先まで綺麗になれるのは、素晴らしいです。
すっかり満喫して、ソフトクリームが食べたいなと思って、車で5分離れた村の駅にあるたまごやへ寄ることにしました。
村の駅は道の駅と同じもので、三島産の野菜も買うことができます。
たまごやのバニラとカスタードのソフトクリームは、量が多くて甘いので、湯上がりにはもう少しさっぱり味が良かったかもしれません。
三島は、富士山の雪解け水が湧き出る、柿田川湧水公園や市内を清らかな小さな川がめぐっている水の町です。
食事は、清らかな水で育つうなぎが有名で、柔らかくとても美味しいですし価格もリーズナブルだと思います。
箱根に近い三島をめぐったら、ぜひ箱根の白い濁り湯温泉にも入ってください。
“三島の日帰り温泉極楽湯から富士山が見えます”へ1件のコメント
この投稿はコメントできません。