二ノ平温泉 <亀の湯> 小さいが安い入浴料でトロリとあったまる温泉です
箱根登山電車に乗って終着駅の強羅駅の1つ手前の駅が、彫刻の森駅です。
ずーっと昔は、ニノ平駅でしたが、この駅は彫刻の森美術館がある駅なので駅名をお客様が分かり易い方にしたんでしょうか。現在は彫刻の森駅です。
駅から電車の逆方向に道なりに進んでいくと、OPEN-AIR MUSEUM彫刻の森美術館があります。
子供から大人まで野外に点在する彫刻作品を見ながら、触れながら箱根の空気を満喫しながら体験できるのです。
家族で、仲間で遊ぶにはうってつけです。
道路を隔てて、箱根町唯一の中学校である箱根中学校が立っています。
ダラダラとした坂道を登りながら、5分歩くと右手に「亀の湯」が見えてきました。
「女将さん、時間ですよ。」私の年代なら思わず飛び出すフレーズ。
「松の湯」ならぬ「亀の湯」。
ノスタルジーというか、昭和の銭湯そのものです。
亀の湯の暖簾をくぐって中に入ります。大人入浴料550円です。
靴を脱いで上がると、応接ソファーが置いてあるので湯上がりはゆっくり休憩できます。
すぐに女湯の記載があり、戸を開けて入ると、半畳ぐらいのの脱衣室だから狭いです。
脱衣カゴが2段のランドリーワゴンに乗せてあって、2人ぐらいは入れるのでしょうか。
浴槽を覗いたら、タイル張りの洗い場と浴槽でくるくる巻くタイプの風呂蓋がしまっています。
大人が1人で入る普通の家庭風呂でした。
温泉の蛇口があって湯船の温泉が少なくなったら注入するタイプです。
くるくる風呂ふたをまいて片方に寄せて、お風呂に入ります。
温泉温度は、41℃。ぬるくなくてちょうど良いです。泉質は炭酸水素塩、ナトリウム、塩化物泉、P.Hは8.6です。
無色透明ですが、肌にまとわりつくとろみ感がある弱アルカリ性です。
タイル張りの1人で入る大きさの浴槽なので、お尻をそこについて脱力して伸びながらあったまります。二ノ平温泉ってなかなか良いですね。
シャワーとカランがありますが、シャンプー類が設置されてないので持参するのが良いです。
浴槽に入って、出てを3回繰り返してそろそろ上がります。
半畳の脱衣室なので、椅子も無いのでささと着替えて浴室の外へ出ます。私が入浴中は誰も後から入ってこなかったですが、この広さを知っているお客さんは、先のお客さんが出るまで待つのでしょうか。
隣は男湯ですが2人組のお客様が入っていきました、その様子から仕事を終えた職人さんのように拝察しました。
仕事で汗をかいてつかれた体を癒して帰るには、料金的にもお手軽なので、寄ってみたのでしょうか。2人で入るには少し狭いような気もしますが、果たして男湯の大きさが同じかはわかりませんが。
お風呂から出て、玄関のソファーでゆっくりしても良いですが、外へ出て道路をへだた向かいの建物は、町の施設であります社会教育センターですので、その地階には図書室があります。
図書室の名がふさわしい小さなスペースにぎっしり多種多様な本が収められています。
ロビーから地階までの通路には、お勧めの本がたくさん案内展示されているので、新しい発見の一冊を見つけるのも良い時間なのではないでしょうか。