芦ノ湖温泉 <ホテルむさしや>展望大浴場と展望露天風呂から富士山と湖を見下ろす温泉

箱根を観光するのには芦ノ湖周辺の散策は欠かせないスポットです。

元箱根(もとはこね)にある箱根神社は鎌倉時代には箱根権現(はこねごんげん)と呼ばれて北条氏や源頼朝らの武士が参詣している神社であります。

その当時はまだ湯本温泉や宮ノ下温泉や芦ノ湯温泉などの箱根七湯だけでしたが、その後箱根17湯まで増えて行きました。

元箱根の温泉は昭和の40年代に芦ノ湯温泉から引湯工事により、元箱根温泉として利用が始まったので、かなり新しい温泉です。

芦ノ湖南の元箱根地区と箱根地区を総称して芦ノ湖温泉と呼んでいますが、観光スポットが多く、関所跡や旧街道の杉並木、お正月の箱根駅伝など、見所たっぷりです。

湖の周囲を旅館や飲食店や商店が箱根神社の参道として並んでいますので、見て回るだけで楽しいです。

今回の日帰り入浴の「むさしや」に入ります。

箱根 芦ノ湖

フロントで大人1100円を支払い、スリッパに履き替えて、エレベーターで5階へ上がります。

展望大浴場ですから、5階なんです。

更衣室には、4台の洗面台があり、カゴの入った棚は12人分あります。

ワクワクしながら浴室のドアを開けると、正面の全面ガラスに芦ノ湖が広がって、元箱根港に観光船が入港してきました。

箱根神社の湖に張り出した赤い鳥居もチョコンと見えました。

晴れていたらその奥に富士山が見えるはずです。

箱根 芦ノ湖
イメージ

イメージとしてこんな景色が湯船に入りながら眺められる感じです。

温泉は透明ですが少し硫黄臭の微かに匂いがして、お湯の肌触りはサラッとしています。

泉質は、単純硫黄温泉、弱酸性、P.Hは3.9です。源泉温度が78.1℃ですから随分高いのに、湯船の温度は42℃でした。

少しぬるめに感じましたから、ちょうど良く加水してくれているのだと思いました。

長四角の大きな内湯は、御影石(みかげいし)風ですが、露天風呂は木造りのお風呂で、湖上の風がひんやりするのでゆっくりあったまります。

高いところから景色を見ていると、観光船の乗客やほとりを歩いている人たちから入浴中が見えないか少し不安になります。

カランは5こあり、シャンプー、リンス、ボディソープの他に固形石鹸も設置されています。

さえぎるものが無くて景色が良すぎるので、逆にソワソワしてしまうので早めに出ようと思いました。

更衣室には、ヘルスメーターがあり、ドライヤーは5機ありました。

平日の午後なのでとても空いていて、大浴場を貸切で使わせてもらって嬉しい限りです。

芦ノ湖温泉の入浴体験は初めてでしたが、綺麗な風景を展望しながら入る温泉がその効能をより良くするものだと実感です。

先日の竹林のを見ながらの温泉とも違う感触ですし、お風呂をめぐる環境に色々触発されて、とても勉強になり同時に多くの課題を頂いた入浴体験でした。